稲刈りはやっと本格化
今月になっても秋晴れの日は長く続かず、なかなか稲穂が乾燥しないため、どの農家でも稲刈りが遅れがちになっていたが、ようやく28日頃から本格的にはじまってきた。
紅葉の進み具合が気になる栗駒山をちらちら眺めながら山里の稲刈り風景を見に行く。岩手山は初冠雪があり蔵王でも初雪があったそうだが、わが栗駒山には白いものは見えなかった。紅葉も頂上の直下ぐらいだろうか。見に行くにはまだ早そうだ。
二迫川にそそぐ小さな沢沿いの道に入り奥へ奥へと入っていくと「オッ!」と驚くものがあった。刈った稲を干す「はせがけ」(はさがけと呼ぶ地域もある)だがなんと四段がけだ。宮城県北では一段、二段はよく見るが四段は始めてみた。数年前、秋田県の東成瀬村で見て以来である。
(写真をクリックすると大きくなります)
四段にもなると高さは3mを超え、田んぼの中に壁ができたような感じだ。
隣の田んぼにはこの辺で「ほんにょ」と呼ばれる杭掛けしたものが立っている。これがこの地方では一般的だ。
最近は自然乾燥すること自体が少なくなってきて、機械乾燥が多くなっています。
こんなきれいな沢沿いで作られるお米は、さぞ美味しいんだろうな。自然乾燥ならことさら美味いんだろうな。などと思いつつ新米を届けてくれそうな知人の顔を思い出す。
沢には魚影も多く見られた。こんどはのんびり釣りに来るのもいいかな。でも地震で上流の山が崩れてしまい濁ってしまった二迫川から非難してきたやつもいるだろうから、それはやめておこう。
| 固定リンク
「山里の風景」カテゴリの記事
- 深山牧場からの風景(2015.05.28)
- 栗駒の山里風景(2015.05.25)
- 遠野水田風景(2015.05.16)
- 東北の山里の春(2015.05.14)
- いなかの小さな田んぼ風景(2015.04.01)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント