大土ヶ森登山
もう12月か~。めぼしい山々は雪をかぶってしまい、今年の登山も終わりだな~、と思っていたが、天気の良い今日、何気なく地元の低い山々を眺めていたら、有るじゃないですかまだ雪の積もっていない手頃な山が。
大土ヶ森(おおどがもり)ですよ。栗原市の旧栗駒町、鴬沢町、花山村にまたがってそびえる山です。標高は580mとあまり高くなく手軽に登れる山なので、早速昼食を食べてすぐに登りに行きました。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
ごらんのような 円錐形のきれいな山です。地元ではその形から文字富士(もんじふじ)とも呼ばれ、細倉鉱山のつながりで大土森鉱山がかつてありました。
手前の川は二迫川(にのはさまがわです)。
登山口です。きれいな案内板も有り、車も10台ぐらいまでは停められそうです。
登山口に入って100m程で尾根コースと沢コースに分かれます。途中でまた合流しますが、私は変化のある沢コースへ。
下の方は広葉樹と松の木が混在しています。もちろん広葉樹は葉っぱを全部落としており、道路は一面落ち葉だらけでフワフワ。
途中、クジラ岩を眺めつつ登ってゆくと、有りましたよ「子生婦岩」(こんぶいわ)。直径150cm程の丸い岩を、木の根っこと幹が包むように成長してできた奇妙だけど面白い岩です。
その名のとおり、子どもを生む妊婦さんのようです。子孫繁栄を願って祀られています。私も、何か良いことが有りますようにと手を合わせ岩に触ってきましたよ。(少しは女性にモテルようになるかな・・・)
沢コースと尾根コースが合流してしばらくすると、頂上まで400mの地点で再び中央コースと、いっき坂コースに分かれて頂上に向かいます。どちらにしても、ここから急な登りになります。
登山道脇にはロープが張られ、それを頼りに手も使わないと登れないほどだ。落ち葉で滑りやすいので注意して登りました。
頂上直下のラスト100mは特にきつい登りで、「鼻こすり坂」などと名前も付いている。四つんばいになりながらも鼻はこすらずになんとか頂上へ。1時間5分かかりました。
頂上付近は、最近切り払われたような木々が積まれており展望が良くなっていた。展望が良いのは有り難いけど、広葉樹を切ってまでか~。う~ん、と考え込んでしまう。
抜けるような青空にくっきりと、雪を乗っけた栗駒山がきれいでしたよ。
頂上の東側の少し下りたところに「展望広場」が有ります。ここもやはり木が切られて展望が良くなっていた。私は低い山は冬に登る事にしている(雪が無いときね)。木々の葉っぱがみんな落ち景色が見やすくなるからだが。来年からこの山は新緑の時も、紅葉のときも楽しめそうだ。
南東側の景色がよく見える。
鴬沢小学校の辺りから、栗駒の尾松地区だ。広い田園地帯だね~。
こちらは細倉の町だ! 30年ほど前はこの何倍も建物が在ったんだよな。
あの大きな池は「藤沢沈殿池」だ。鉱山の名残だね。
この他にも南側には花山湖が見え、遠くは船形山、七ツ森、涌谷町の「のの岳山」まで確認できる。
残念ながら東側の岩ヶ崎や私の自宅方面は見えず。
景色ばかり見ていたら3時近くになり寒くなってきた。そろそろ帰るか。
帰りは、登りには通らなかった、いっき坂コースと尾根コースを通って下山。所要時間40分。
低い山だが、急な登りも有り、そこそこに登山気分が味わえる山でした。
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