今年の栗駒山(震災前)
今年も残りわずかとなってきましたね~。私自身の今年の重大ニュースはやっぱりブログを始めたことですね。9月から始めてまる三ヶ月ですが、9月以前に今年撮り貯めた写真の中にもぜひ残しておきたいし、見ていただきたい写真が有りますので、何回かに渡って紹介します。
東北のまん中に住んでいる人たちにとっては、今年はなんと言っても6月14日の岩手・宮城内陸地震が衝撃的でした。去年は白神山地や尾瀬・燧ケ岳、上高地などの遠征が多かったのですが、今年は地に足をつけ(単にお金が無くなっただけなのだが)、地元栗駒山の探求をしようと春先から通っていた矢先の出来事で、目標を失いかけそうになりました。
4月初め、山の中腹、県道42号線のイワカガミ平、駒の湯、世界谷地、それぞれの方向に分岐する十字路付近の道路わきに咲くミズバショウです。
周りには雪が残っていますが。いち早く咲いて目を楽しませてくれます。
湿原の雪はだいぶ融けていますが、吹き溜まりにはたくさん残っています。
一面雪のところもあるので、滑って転ばないように注意です。
両側はブナの林になっています。
上の写真から、わずか一ヵ月後の5月4日の同じ世界谷地への登山道です。
ブナの葉っぱは、どの木よりもいち早く芽吹くんですよ。平地の木々よりも早く、山に来てビックリということもあります。
世界谷地から30分程頂上に向かって登ったところにある変則十字路です。
ここから、温湯温泉方面、湯浜温泉方面、頂上方面へと分かれて行きます。樹齢数百年と思われる大きなブナの木がたくさん立っていますよ。
ブナの森を楽しむならこの辺がちょうど良いと思います。
6月2日の世界谷地です。だいぶ緑も濃くなってきてヤマツツジやワタスゲなどの花もちらちらと見られるようになりました。
世界谷地の第二湿原では早くもサラサドウダンの花も見られました。かわいらしい釣鐘状の花が無数に咲いている姿は、「これからもっといろんな花が咲き始めるからね」と言っているようでした。
平地のセミよりも早く5月末頃から地上に出てヒグラシのような声で鳴き始め、6月中旬にはうるさ過ぎるほどの大合唱になるんですよね。
7月になる頃にはピッタリ居なくなります。
この写真を撮って2週間後に震災が起こりました。私も6月20日頃にはニッコウキスゲも咲き始めるだろうから、また行ってみようと思っていたら。大変なことになってしまいました。
震災後の様子は後日投稿します。
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