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クロカンスキーのおじさん

昨日は昼間からベタベタの水分の多い雪が降り、それが夜にはガッチリ凍ってしまったため、今朝は雪かきもできない状態になっていました。

今日はジョギングもできそうにないので、せめてウオーキングだけでもと、いつもの三迫河川敷のトレーニングコースへ出かけました。

 (どの写真もクリックすると大きくなります)

Photo 上側のやわらかい雪の下は凍りになっています。朝から天気は良いのですが、今日はどこまで融けてくれるかな。

9時半頃から歩き始めましたが、すでに無数の足跡がありました。

道の左側などはすっかり氷になっています。スケートもできそうだな。などと思いながら歩いていると、向こうからやけに両手を大きく振って歩いてくるおじさんがやってきた。

 

Photo_2 だいぶ近づいてから、「あ~、クロスカントリースキーを履いているんだ~」と気づく。

「すいません、写真を撮らせてもらっていいですか」と声をかけ、しばらく立ち話をする。

おじさんは地元岩ヶ崎に住み、一年を通して栗駒山周辺で山菜を採ったり、イワナ釣りをしたり、クロカンスキーを楽しんだり、時には遭難者の捜索や山小屋や登山道の見回りもしているそうです。

「いつもの冬なら世界谷地や、さらにその奥にまでクロカンスキーで入って行き雪山を楽しんでいるんだけど、今年は震災後の規制で入れずつまらない」、と話していました。

Photo_5 「久しぶりに雪が積もったのですべりに来たけど、ぜんぜんおもしろくないな~」とも話していました。

そうでしょうね、栗駒の大自然の中と、造られた河川敷公園とではね・・・

もっともっとお話を聞きたいところでしたが、運動もしなくちゃ、ということでお別れ。

でもこのしっかりとした後姿、どう見ても後期高齢者には見えませんよね。近所にはクロカンスキーをやっている人がいなくて、「冬山は一人なんだよ」と残念そうでした。

私も軟弱に夏山だけでなく、冬山も楽しんでみようかな~、と思わせてくれるような貴重な出会いでした。

おっと、私も1時間20分ほどウオーキングして帰りましたよ。

 

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