くりこま商家のひな祭り2009年
もう早いもので2月も終わりますね。3月に入ってすぐにあるお祝い事が「ひな祭り」です。ひな祭りと聞くと、やっと春が来たなとホッとすると同時に、うきうきした気分になるのは女の子たちだけではないと思います。
栗駒の岩ヶ崎地区では2月22日(日)~3月8日(日)に「くりこま商家のひな祭り」が開催されています。地区内から集められたひな飾りを一同に展示して皆で祝いましょう、という岩ヶ崎商店街の皆さんの手造りのイベントです。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
メイン会場は六日町で老舗の呉服屋さんだった旧「たかひこ」さんです。
岩ヶ崎もあちこちにシャッターの降りた店や、建物を取り壊して駐車場になってしまった所が目立ってきました。
そんな沈滞した商店街を盛り上げようと、店主のみなさんは、いろいろなイベントを企画してるんですよ。秋に紹介した「みんなでしあわせになる祭り」もそうです。
会場に入ると有ります有ります。七段飾りの雛飾りが10組以上。他にも江戸時代からの雛飾りや珍しいおひな様などずらりと並んでいます。
平日の昼過ぎでしたが、お母さんたちが何人も訪れていました。
みなさん「きれいね~、かわいいね~」という言葉といっしょに、懐かしい昔に戻っているような顔をしていましたよ。
よく見ると10組以上あるおひな様の顔が全部ちがうんですね。このお内裏様は誰かに似ているなとか、こっちのお姫様は現代的な美人だなとか思いながら見るのも楽しいものです。
オーソドックスなおひな様に対し、こちらはまたかわいいおひな様。
三人官女も五人囃子もみんな頭でっかちで童顔なところがほのぼのとした感じでいいですね。
思わず笑ってしまいそうです。
もっともっとずらりと並んでいますよ。
江戸時代、娘の初節句に祖母、母、親類の皆さんが一つ一つの飾りを作りそれをつないで飾ってくれたのが始まりだそうです。
我が子の姿をかたどった「這い子人形」と言うんだそうです。
ハイハイをする子は育つという云われから飾られるそうです。これを作っているときの親心を思うとグッと来ますね。
他にも「猿」、「うさぎ」、「とうがらし」などの縁起物の飾りがつるされていました。
御所の中に飾られたひな人形のようです。
この他にも紙で作られたものなどいろいろなひな人形を見ることができました。
最初行く前は、男の私が見てもどうかな~、なんて考えていたんですが、いや~楽しめましたよ。
人形の他にも地元栗駒の小学生のひな祭りにちなんだ俳句が展示されていました。これも個性があって面白かったですよ。その中から印象に残った一句をご紹介します。
「おてんばも今日の日ばかりはひな人形」
昔も今も、ひな祭りを迎える女の子の気持ちは変わってないんじゃないかなと思わせる一句でした。
3月1日(日)には、このメイン会場で10時から琴やオーケストラの生演奏や、12時からは無料のはっと汁(150食限定)を振る舞ってくれるそうです。
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