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金峰山から広大な庄内平野をながめる

登山雑誌をながめていて、山形県鶴岡市の金峰(きんぼう)山から庄内平野を撮った写真がとても気に入ってしまい、どうしてもこの時期じゃないと見られない風景なので16(土)に登ってきました。

 (どの写真もクリックすると大きくなります) 

Photo 朝5時40分に家を出て、3時間かけてやっと着きました金峰山入り口。

鶴岡市街の南西にある標高458mのそれほど高くはない山ですが、古くから霊峰として祭られ、山のあちこちに大小多くの神社の建物が在ります。

 

 

Photo_2 参門を入ってすぐ左手に天然記念物の「金峰の大ふじ」がありました。

写真中央の杉の木に抱きつくようにして並んで立つ「大ふじ」の木は、樹齢400年以上にもなるそうです。藤ってこんなに大きくなるもんなんだと驚く。

どんな花を咲かせているのかなと上を見上げたが、樹高20mにもなる木のてっぺん付近に咲く花は、かすかに見えるだけ。残念!

 

 

 

Photo_3 山の中腹にある駐車場に車を停めて、社務所前から登山開始。

神社の大きな「中の宮」で登山の無事を祈って、その脇から始まる登山道へと入っていきます。

最初からけっこう急な道が続きます。石だらけの道は湿っていて滑りそうだ、登りよりも下りが危なそうだな。

でも新緑が陽に照らされてきらきらと輝いていて気持ちがいいね。

 

 

 

Photo_4 20分ほど登ると八景台という展望が開けた場所に着く。

「いや~!この景色を見たくて来ました」。まだ、ほんの一部ですが庄内平野が見渡せます。こちらは新庄の方角ですね。うっすらと神室山が見えましたよ。

急登を登る足も軽くなってきました。

 

 Photo_5

頂上近くで後ろを振り向くと月山と湯殿山が見えました。

金峰山から月山はここからしか見えないようです。

きれいな月山にはまだまだ残雪がたくさん有りましたよ。これからが夏スキーの真っ盛りだものね。

 

Photo_6 30分強で山頂に到着。

山頂には本殿が祭られていました。庄内平野を見守ってくれているようです。

 

 

 

 

Photo_7 さて、いよいよ山頂の北側にある展望台へ。

きれいに木が刈り払われ、丸太を使ったベンチも設置されていました。

9時20分、この時間の登山客は私一人。ゆっくり景色を楽しめそうです。

 

 

Photo_8 「うわ~、すっごいきれいだ!」。苗代に張られた水がまるで海で、集落が島のように見える。

こちらは日本海側の湯野浜温泉方向を見た風景です。

山形自動車道が海に浮かんだ橋のように、うねるように走っていますね。 

 

Photo_9 こちらは鶴岡市街から酒田、鳥海山方向の風景です。

広大な庄内平野越しに遠く鳥海山を望む風景。なんとも幸せな気分になり、しばらくベンチに座り、ボーっとながめる。

午後から曇ってくるそうなので早く出てきたが、その甲斐があったな~。

 

Photo_10 レンズを200mmに換えて鳥海山のアップです。

やっぱりきれいな山だな~! 夏になったら鳥海山伏流水めぐりを計画中です。

 

 

 

Photo_14 小一時間ほど頂上で風景を楽しんでから下山へ。

金峰山の南に連なる母狩山に縦走する道もあり、そちらに行けば月山も見ることができるようだが、今回は他にも寄るところがあり残念ながら来た道を降りてゆきます。

途中、登りでは気づかなかったけど、登山道にかぶさるように、大きく曲がったまま伸びているブナの木を発見。

豪雪にたまらず曲がってしまったんでしょうね。でも葉っぱをいっぱい茂らせて元気そうでした。

 

 

Photo_15 こちらは元気な子どもたち。市内の幼稚園の親子登山のようです。

それにしても子どもたちは元気です。急な登りも、手と足、体全体を使って競争するように登ってゆきます。にぎやかさもすごかった。息を切らしているのはお母さんたちばかりでした。

頂上からの景色を見て、故郷の素晴しさをちょっとでも記憶に残してほしいですね。

大型バス2台分の皆さんが通り過ぎる15分ほどの間、私は立ち止まって、ほほえましく眺めさせてさせてもらいました。

手軽に登れて広大な景色を楽しめる、家族連れにおすすめの登山コースでした。

当ブログも今回が記念すべき100件目の記事。これからもあちこち歩き回り、あまり知られていない東北の美しい景色を紹介してゆきます。

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コメント

伊藤さん、こんばんは。

お知らせいただいたアドレスにメールを送りましたがエラーが帰ってきます。

投稿: 栗太郎 | 2014年6月25日 (水) 22時07分

伊藤さん、初めまして。

金峰山の山頂から北東方向に目をやると、遠くの方に神室山を中心にした山並みが見えます。

ご連絡いただきましたメールアドレスに、その時の神室山の写真を拡大してお送りします。

金峰山から見た庄内平野の広大さは今でも印象に残っています。

投稿: 栗太郎 | 2014年6月24日 (火) 22時40分

鶴岡の金峰山から神室山がみえたとなっていますが? 私、鶴岡の出身で現在、松戸に住んでいます。故郷がなつかしく 庄内見山というホームページを作成していますので詳しい情報があればうれしいです。

投稿: 伊藤 | 2014年6月23日 (月) 23時58分

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