戸沢村から大蔵村へ棚田めぐり
山形県鶴岡市の金峰山に登って庄内の景色を楽しんだ後は、戸沢村の山道を通って、去年の秋に訪れた大蔵村の棚田の田植え風景を見ようと向かいました。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
最上川沿いの国道47号から県道57号に入ります。この道は戸沢村を通って肘折(ひじおり)温泉につづく道です。途中からわざと県道をはずれ、山道を遠回り。山里の風景を楽しみます。
「やっぱりちょっと早かったな~」。まだ田おこしが済んだ段階だ。しかも近くの山には雪も残っているし。やっぱこの辺は一ヶ月ほど時期が遅くなるんだ。
だんだんと標高も高くなり、斜面に階段状の田んぼが並ぶ景色が・・・。「う~ん、いいね~」
ずっと高原状というか丘陵状の山里の景色が続き、何度も車を停めて楽しみました。
大蔵村に入って、肘折温泉方向から流れてくる銅山川が削った渓谷にある山里の風景です。
川の両岸のわずかの平地に田んぼが作られています。先人の苦労が偲ばれますね。
屏風のような正面の崖を削るようにして国道458号が寒河江市まで走っていますよ。
この時期けっこう急流だな~。標高1461mの葉山をはじめ、豪雪地帯の山々からの雪解け水が流れてくるからね。
住人の皆さんは、川の流れる音を聞きながら夜寝るんでしょうね(今はうるさいかも知れませんが)。
いよいよ大蔵村の棚田に到着。やっぱり田植えはまだでした。 残念
!
でも、あちこちで農作業をする姿が見られ、春の活気を感じましたね。
この辺も、もともとは高原状の土地だったんでしょう、横道沢に削られ渓谷になっていったんでしょうね。
この辺はだいぶ昔、火山によって造られた土地のようで、シラス台地とかいう(数十年前に学校で習ったような)地質だそうです。今でもあちこちに崩れた田んぼがビニールシートで覆われたりしていました。
そんな苦労の中、棚田を守っている地元の皆さんが、毎年8月の第一週の夜に「ほたる火祭り」を開催しています(今年の正確な開催日は大蔵村HPでご確認下さい)。
棚田のあぜ道を千本を越えるロウソクの灯だけでライトアップするという幻想的なお祭り(のよう)です。私も今年初めて行きたいと思っています。
「お祭りにまた来るね」などとキザなセリフを残して棚田をあとにしました。
この後、国道458号を通って寒河江市に行こうと思ったら、途中で冬季通行止めになっていました。5月中旬でまだ冬季通行止め、さすが山形奥が深い、と妙な納得をして帰路につく。大満足の山形紀行でした。
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