大好きな二十一地区の景色を見に
室根山を下りた後は、私が特に山里の風景として大好きな気仙沼市の廿一(にじゅういちと読みます、こちらのつ綴り方が正しいらしい)地区があります。
国道284号を一関市室根町から県境を越えて気仙沼市に入ってすぐにある桟敷ヶ森トンネル手前をを左折。国道の下をくぐって大川を渡り(けっきょく国道の右側(南側)ですが)、大船渡線も超えて行きます。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
まだ廿一地区ではありませんが、国道下をくぐると、もうこんな農村の風景が見られます。
すぐ上を走っている国道の車の音をよそに、時間がゆっくりと流れているような世界に、ここから入っていくんですよ。
杉の木がじゃまをしていますが、木の間から見える棚田の広がりと距離感が一番良いポイントなんですね。
この辺も北上山地の南端です。田んぼのすぐ脇を流れる沢の水も透き通っていて、傾斜も急なので勢いよく流れてゆきます。
たまに釣り人の姿も見られますよ。
それにしても緑がずいぶん濃くなってきましたね。草のにおいがムンムンと鼻をつくようになってきました。
沢沿いの谷に作られた田んぼは、大規模な区画整理もできなかったのでしょうね、おそらく昔からの田んぼの形と、山の中腹ぐらいまで続く棚田が残されています。
私にとっては幸いでしたが。
田植えには一週間ほど早かったようですね。代かきの済んだ田んぼがきれいです。
田んぼのど真ん中に大きな岩が残ったままで耕されているところが何ヶ所にもあります。何十年、何百年もそのままで米が作られてきたんでしょうね。じゃまでしょうが愛着もあるんではないでしょうか、今度聞いてみよう。
地区の一番奥、この辺は逆に近代になって開拓された所のようで、面積も大きく直線的な田んぼが目立ちます。
右奥の山は先月登った大森山です。写真右側から中央を登っていく道が見えますが、この道はツツジの名所、徳仙丈山に続いています。もうすぐツツジも見頃でしょうね。
徳仙丈山は左側の山の奥にありますよ。
廿一地区は四季に渡っていろんな表情を見せてくれる山里です。これからもたびたび投稿しますね。
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