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衣の滝経由ツブ沼まで

梅雨のはっきりしない空模様の16日、ちょっとの晴れ間を期待して岩手県奥州市衣川区と胆沢区に行って見ました。

 (どの写真もクリックすると大きくなります)

Photo 水沢経由で国道397号から県道37号に入り衣川の北西の奥に有る「衣の滝」を目指します。

県道37号や周辺の道路は震災の影響がまだ残っていて、通行止めや復興作業中の土砂崩れ現場があちこちにありました。

写真の崩れた箇所は、小さな山の上に神社が祭られていましたが。参道の石の階段もズタズタに崩れ、てっぺんの神社も傾いていました。この辺も被害が大きかったんだな~。

Photo_2 37号から林道に入ってすぐにある増沢ダムです。

小さいダムで、水田の灌がい用でしょうね。大きな水路がありました。

写真のまん中にダムにそそぐきれいな沢が見られます。あれが増沢でしょうね。イワナとかいっぱい泳いでいそうです。行って見たいなと思いましたが、ダムの上を通る道が一部崩落しているので通行止めでした。残念

Photo_4 増沢ダムから数分で「衣の滝」に到着です。ここから先はやはり工事中で通行止めでした。

周囲の緑の中を二段になって流れ落ちる水の白が印象的です。高さ15mほどで、その昔、天女が空から舞い降りてこの滝で羽衣を洗ったという言い伝えから「衣の滝」の名がついたそうです。

滝つぼの水の色は本来深い青だったようですが、工事の影響かちょっと濁っているようで残念です。早く回復できるよう祈ります。

 

 

 

Photo_5 生い茂る新緑に隠れてよく見えない上段の滝です。

水がカーテンのようになって流れ落ちていますね。下段の滝よりも幅が広いんでしょうね。近くに行ってよく見てみたいのですが通行止めです。しょうがない。

さて、ここまで来たのなら建設中の胆沢ダムを通って焼石連峰の登山口でもあるツブ沼まで行って見ましょう。ということで再び国道397号に戻ります。

 

Photo_6 震災の復旧工事とダムの建設工事で片側交互通行が多く、土砂を運ぶダンプカーも頻繁に行き来する中、のんきに物見遊山の私は、後ろめたい気もしたがずうずうしく行きましょう。

二年ぶりのツブ沼ですが、いつもどおりひっそり静かにたたずんでいました。 

焼石への登山も再開されたということで、今年の秋にでも登ってみようかと思っています。

Photo_7 ツブ沼展望台は進入禁止のようだったので、近くのブナ植林地から石淵ダムを見下ろします。その先に胆沢ダムの建設現場が山肌を削っているのが見えます。胆沢ダムができるとこのダムはすっぽりと飲み込まれてしまいます。そんなドでかいダムは必要なんでしょうかね~。もっと他に税金の投入を必要としているものはたくさんあるのにね~。

20年ほど前、自宅から一関市まつるべの林道を通ってこのダムまで自転車で来たり、上流の沢で泳いだりキャンプをしたことなどを思い出します。きれいな水の流れる沢で、もぐるとイワナがいっぱい泳いでいるのが見えましたよ。

どんな風に変わるのかはわかりませんが、もう一度水遊びできるような自然は残してほしいものです。

 

 

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コメント

はじめまして世田谷の風さん、コメントいただき、ありがとうございます。故郷は東北ですか?
有名な観光地はガイドブックにまかせて、あまり知られていない東北の良いところを地味に紹介して行きたいと思います。
見てもらっている方からの反応があると俄然やる気がでてくるものですね。これからもよろしくお願いします。

投稿: 栗太郎 | 2009年6月19日 (金) 19時02分

いつも楽しく、そして懐かしく拝見させていただいております。自分の知らない場所やもの詳しく知っているんですね、とても勉強になります。これからも、すばらしいアングル写真楽しみにお待ちしてます。

投稿: 世田谷の風 | 2009年6月19日 (金) 13時27分

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