梅花藻を目標にそぞろ歩き
今日はいきなり暑くなりました! 梅雨の晴れ間を無駄に過ごしてはいけないと、「リアスだより」のmyoujinさんからいただいた情報をたよりに、陸前高田市生出地区の湧水池、「清水の湧口(しみずのわっくつ)」へ梅花藻(バイカモ)の花を見に行ってきました。
清水の湧口については5月5日の投稿「陸前高田、生出はきれいな水の山里」で紹介しましたが、あのバイカモに花が咲いたとなると見ないわけにはいけませんね。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
国道343号で大東から陸前高田へ入り生出地区の入り口である県道246号に入ろうとすると「矢作あやめ園」のノボリがたくさん並んでいます。
下流の方にできたんだな、なんて程度に246号を進むと間もなく「矢作あやめ園」がありました。ここか~、それじゃー寄らない訳にはいかないよね~、と停車します。
まだできたばかりという感じで決して広くは無い園内ですが、今を盛りに何種類ものアヤメが咲いていました。
個人の畑にアヤメを植えたような感じですが、変に観光地化されていなくて、シンプルに「おらいのアヤメ見でってけらいん」と言う感じで、私には良かったです。
川に渡した板だけの橋。その下を透き通った清流が流れています。
「夏休みになったら毎日川で泳ぐんだ」なんて子どもの声が聞こえそうです。
相変わらずのきれいな流れですね~、しかも水量がすごい。この水すべてがこの一点から湧き出しているんですよね。
流れには清流にしか育たないバイカモが、濃い緑色の葉を茂らせて流れにまかせてゆらゆらと・・・、おおー その先には白い花が無数に咲いているではないか。
一昨年訪れた尾瀬ヶ原でたまたま見て以来です。こんな近くで見られるとは感激です。
5片の白い花びらの中心は黄色く、形はその名のとおり、ちょっと梅の花ににています。
葉の緑と花の白を、清流がクリスタルガラスで包んでいるかのようできれいだね~。
文字通り水中花だ。
もう何も言えず、ただ眺めているだけで幸せな気分にしてくれます。
ずっとこの清水を守ってきてくれた生出の皆さんに感謝ですね。これからもよろしくお願いします。
myojinさん、貴重な情報ありがとうございました。
尾瀬ヶ原ではイワナだったな~。
時おり餌が流れてきたのか、バシャと水音を立てて飛び上がっています。住み心地がいいのか何匹も見られました。
見るべきものを見て満足しての帰り道、生出地区の入り口手前の矢作川へ。
もう何度も見慣れた清流の風景は健在だね。
深みは青々として澄んでいるし、土手の上からでも泳ぐ魚の姿がはっきりと見えるんだよな~。泳いでみたいもんだ!。
帰り道、一関市大東町の山吹の棚田に寄ってみました。規模は大きくないものの「日本棚田百選」だけあって大切にされているようです。
あぜ道はどこでも歩けるように草が刈られていました。
わずか30カブほどの苗が植えられ、私が覆いかぶされば隠れてしまいそうな田んぼです。
いつまでも大事にしてもらってね。
この後、お昼を食べてからもう一箇所寄り道したのですが、そこが予想以上に良かったので後日報告します。
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コメント
myoujinさんありがとうございました。梅花藻のかわいい花を堪能してきました。そうですか生出川にも梅花藻があったんですか。あれだけきれいな水ですからね。ぜひ復活してほしいものです。
滑川渓谷は知りませんでした。今度調べて訪ねてみますね。北上山地にはきれいな川が多く、まだまだ知らないところばかりです。まっ、それだけ見つける楽しみが有るということでしょうか。
栗駒山には気を付けて登ってきてください。天気がよければいいですね。
投稿: 栗太郎 | 2009年7月 4日 (土) 12時44分
栗駒太郎様
梅花藻を楽しまれてよかったですね。
実は数年前までは生出川にも見事な規模も大きい
場所があったのですが大水により流されてしまったようです。
何年かかるかわかりませんがゆっくりと自然の再生力を
見守っていきたいと思っています。
山吹棚田にも寄られたようでもう一ヶ所の
いいところが気になりました。
近くに滑岩(なめりいわ)渓流という所もありましたが。
またご訪問させていただきます。
12日に栗駒に登らせていただく予定です。
投稿: myoujin | 2009年7月 4日 (土) 08時11分