鳥海の水めぐり
山形県大蔵村の「ほたる火祭り」を見る前に、鳥海山南麓の湧水や滝めぐりをしてきたので紹介します。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
比較するものが無いので、そうは見えないかもしれませんが、落差63mもある大きな見事な滝です。
それほど山奥ではなく、滝への入り口周辺は田園地帯になっているので見物客も多いですね。
これぐらいの落差になると滝つぼでは水の一部が霧になり、それが虹を作ってくれています。
近づいて見てみたいがカメラのレンズがびしょ濡れになりそうなので遠くからしばし眺めます。
遊佐町の「牛渡川」です。鮭の孵化場のすぐ上流にあるので海のすぐ近くなのですがこんなにきれいな流れです。
鳥海山から流れてくる水に、あちこちで湧き出る伏流水がいっしょになってこの川になっているようです。
多くの梅花藻(ばいかも)が流れに身をまかせ、ゆらゆらとゆれている姿もきれいですね。
少しさかのぼって行くと流れは杉林の中へ。
それにしても魚の姿が見えないな~。ここまでで見たのは一匹だけだ。いくら水がきれいでも、やっぱり魚がいないとさみしいな。
そうです、映画「おくりびと」でモックンが鳥海山をバックにチェロを弾いていたあの河原です。
遊佐町月光川は緑の岸辺が美しい川でした。
県道60号で遊佐町の「胴腹滝」へ。入り口の道路わきには常に数台の車が止まっています。
皆さんここの水を汲みにきているんですね。汲みに来た人のために一輪車まで用意されていましたよ。
森の中を100mほど歩くと着きました、見事な流れです。
中央の祠の後ろの両側から伏流水が湧き出し、すぐさま小さな滝になって岩の間を流れ出しています。
岩に生えたコケや背の低い草の緑と、透明な伏流水が見事に調和しています。
美しい!思わずぼーぜんと見入ってしまいます。
どこを撮ってもいい写真が撮れそうなくらい撮影場所に不足なし。
私と同じように撮影目的の人も数人きていました。お互い写り込んで邪魔したりしないように注意ですね。
小さなな滝が何段にもなったり、最後の落ち込みで三つに分かれたりして、全部で十二の滝が大きな一つの滝になっている所からこの名前がついたようです。
滝つぼのある河原には、家族連れが何組も水遊びを兼ねて見物に来ていました。
緑の木々の間から、なるほど小さな滝がいくつも見えます。それぞれ小さな滝つぼも持っていましたよ。
「玉簾の滝」ほどの落差ではないようですが、水量はこちらの方が多いようです。こちらも見事ですね~。
もう一度河原に戻ると、子供たちが笹舟を作って川に流して遊んでいました。
なつかしいな~。私もよくやったな~。やっと暑い夏が戻ってきたようだね、たくさん遊んでいくんだよ。
久しぶりに正しい日本の川遊びの一部を見たような気がします。
玉簾の滝は7月31日の午後、牛渡川以降は一泊して8月1日に見たものです。
これだけ見てから「ほたる火祭り」へと向かったのでした。
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