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2009年10月の投稿

花山の浅布渓谷も紅葉の真っ最中

暖かい天気の良い日が続いていますが、平地にもだんだんと紅葉は降りてきています。

今日は、栗原市花山へ紅葉の具合はどうかなと確認しに行ってきました。

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Photo 今月1日に通行止めが温湯(ぬるゆ)温泉まで解除になった国道398号で、渓谷美が美しい浅布渓谷に向かいました。

駐車場に車を停め渓谷への小道を行きます。

周りの山々も紅葉が深まっていますね。

 

Photo_2 遊歩道から渓谷を見ます。やっぱりきれいだね~。

残念ながら川の水は、震災の復旧工事が上流で何箇所も行われているため土色に濁っています、やむをえません。

急な山の斜面にへばりつくように生えている木々の姿は震災前とほとんど変わりません。よかったね~

紅葉の美しさも一昨年とおんなじです。

 

 

 

 

Photo_3

「四巻の滝」近くの河原に下りて見上げるようにして撮影します。

が、とても下から上までは写せません。

「四巻の滝」は、水がきれいなら上から観た姿が色付いた木々の葉越しに美しいのですが・・・、残念ですね。しばらく我慢です。

 

Photo_4 少し上流の「不動の滝」手前の山肌から流れ落ちる小さな滝です。

本当はこの倍の高いところから流れ落ちているのですが。滝が細いので全体像を撮ると見えなくなっちゃいます。下半分でご勘弁を。

 

 

Photo_5 「不動の滝」です。高いところから落ちてくる滝ではなく、川巾が広がっているところで全体が落ち込んでいる姿が見事なんですが。

手前の木がじゃまで、この写真ではよく見えませんね。本当はもっと巾があるんですよ。

全部お見せすると楽しみが無くなるので、ぜひ現物を見に来てご確認ください。(本当はうまく写真が撮れなかっただけ

 

Photo_6 お昼には、ここから国道をちょっと温湯温泉方面に行ったところにある、手打ちそば屋「花舞の里」さんへ。

ざるそばの大盛りをいただきました。

薬味に辛み大根もあり、そばもこしがあって美味しくいただきました。(ほんのちょっと値段が高いかな)

平日でしたが、私が入って出るまでお客さんが入れ替わり立ち代りで、常に満員でしたね。

 

浅布渓谷は鳴子峡などに比べたらだいぶ規模は小さいですが、村の渓谷と言った感じで親しみがあり、四季折々美しいたたずまいを見せてくれる渓谷です。

鳴子で何時間もの渋滞に巻き込まれるくらいなら、ここに来て景色を見て、そばを食べて、最後は温泉に入って帰る方がベターかなと思いますよ。

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大蔵村で表彰式

今日は私の自慢話になってしまいますので、聞きたい人だけお付き合いください。

山形県の大蔵村で、日本で最も美しい村「おおくらフォトコンテスト」が有りまして、私が去年の11月に訪れて撮った写真がなんと「入選」という栄冠に輝きました。

その表彰式が今日、大蔵村の古くからの名温泉「肘折温泉」(ひじおりおんせん)の「いでゆ館」で行われるということで、この先表彰などには縁がないかもしれないと、万事都合をつけ朝早くいそいそと肘折温泉に向かいました。

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Photo 昨日から降り続く雨も、肘折温泉に着く頃には、時折お日様も顔を出してくれました。

大蔵村の南側、月山と葉山に挟まれたような谷あいに、1200年の歴史を持つ肘折温泉がひっそりとたたずんでいます。

 

 

Photo_2

その肘折温泉で今日は「なめこ・こけし祭り」が開催されました。

その名のとおり、特産品の天然のなめこを使って、なめこ汁を振る舞い、伝統工芸の肘折こけしの実演製作と販売をメインとしたお祭りです。

その開会式の中で「おおくらフォトコンテスト」の表彰式も行われたのです。

 

Photo_3 賞状と記念品を多くの観客のみなさんの前でいただきました。 緊張した~ 

「最優秀賞」1作と「優秀賞」2作は壇上で審査委員長の講評を交えながら紹介されました。

やっぱり私なんかより段違いに良かったです。何が違うかは、大蔵村の良いところ美しい所を良く知っていらっしやるんですね。そしてその風景を撮るために冬の朝早くとか、山深くまで入り、霧が程よく晴れるまで待つといった努力と忍耐が必要なんですね。

そのへんを表彰後の懇談会でお話を伺いつくづく感じました。

Photo_5 それに比べ私ときたら、たまたま天気の良い日に大蔵村の棚田を訪れ、たまたまきれいな写真が撮れたというだけで応募したんですからね。

偶然で撮った私に対し、上位の皆さんは必然で(これを撮ろうと思って)撮ったんだな~とその違いを実感しました。

ともあれ、初めての出展で「入選」はやはり嬉しいです。賞状いただきました。賞状なんて何十年ぶりでしょうか。

 

Photo_6

副賞もいただきました。御覧のかわいい「肘折こけし」です。

最初、細長い箱をいただいたので地酒かな?なんて考え、ニヤリとしましたが。家に帰って開けてみてこの子が出てきて母は大喜びです。

胴体に菊の花が描かれ華やかですし、顔もちょっと上目遣いな笑顔がほほえましいです。

後々残る思い出の品をいただきありがとうございました。

 

 

Photo_7 表彰式後、別室で懇談会を兼ねて名物のなめこ汁をいただきました。

地鶏で出汁をとり、酒粕を入れてしょう油で味付けをしたそうです。

あまりの美味しさにお代わりもいただきました。ごちそうさまでした。

 

 

Photo_9 外の特設テントでは、このなめこ汁を食べるために多くのお客さんが来場。

11時前なのに満席状態で、プラス行列が30人ほど並んでいます。

平日なのにこの人気。今日一日だけのお祭りなので、みなさん楽しみに来ているんでしょうね。

私も、なめこをお土産にと思っていたのですが、販売開始から1時間も経たないうちに売り切れたとか!

Photo_10 大蔵村は楽しかったです。

ちなみに私が入選をいただいた作品はこれです。

去年の11月11日に撮ったものです。われながら良く撮れていると思います。美しい棚田の風景ではありますが、むかしどこの農村でも見られた景色がここにはありました。

 

 

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潮風を感じながら霞露ヶ岳登山

昨日、岩手県宮古市のトドヶ崎灯台に行く前に、かねてより登ってみたかった海辺の山、隣町である山田町の霞露ヶ岳(かろがたけ)に登ってきました。

最初、灯台の後に登ろうと思っていたのですが、帰りの時間や、きつい方を先にかたずけた方が気分的に楽かなと思って霞露ヶ岳を先に登ることに決めました。

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Photo 道の駅「やまだ」で車中泊。夜8時から朝5時までたっぷり睡眠をとって、いざ登山だ。

海抜0メートルから標高508mの山頂までの山行です。標高差だけなら栗駒山登山と同じくらいですね。

登山口である船越半島の漉磯(すくいそ)海岸へ。

 

 

Photo_2 駐車場に車を停め、身支度を整え6時50分出発です。

駐車場には私の車と、あとは海岸に昆布を拾いに来たおじさんの原付バイクがあるだけです。

登山口には一旦海岸に下りてから、松林の道へと入っていきます。

 

Photo_3 最初から中間地点(距離の中間ですよ)までは急な登りが続きます。

でも、登るにつれてリアス式海岸の美しい景色が見下ろせるようになると苦しさも忘れてしまいますね。

自分の足で登った人しか見ることの出来ない風景がそこにあります。

 

Photo_4

中腹から上では紅葉も始まっていました。

紅葉した木々の間からトドヶ崎が見えます。この後に行く灯台もちょこんと見えましたよ。

待っててくれよ。

 

 

Photo_5 中間点を過ぎると両脇が落ち込んだ稜線のような登山道になります。

緩やかな登りが続き、紅葉や木々の間から見える海を楽しみながら進みます。

 

 

 

Photo_6 1時間30分かかって頂上に到着。

立派な看板が立っていました。木々が高いので展望は良く有りませんが、かすかに鯨山や山田湾に浮かぶカキ棚(たぶん)などが確認できました。

菓子パンを食べて小休止です。

 

 

Photo_7 20分ほど休んで下山開始。

登山道からの景色を楽しんだ方が良いようです。

登りでは気付かなかった奇岩などを見つけることができました。ポッカリ穴を開けた大岩です。小さな船なら通れそうだな。

自然の力はすごいね。

 

Photo_8 下りは55分ほどで海岸到着です。

海岸には投げ釣りを楽しむ釣り人が二人。砂利に腰掛て休みながら、しばらく彼らのしぐさをぼんやり眺める。

すぐ脇の断崖からは、波が岩にぶつかる「どーん」という音が時折聞こえてきます。

なんとも言えないゆっくりとした時間が流れてゆきます。

いつもと違った海辺の山登りもいいものですね。他にも無いか登山のガイドブックを探してみよう。

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本州最東端、トドヶ崎灯台に立つ

ブログ友達であります「リアスだより」のmyoujinさんからの情報で、10月24日(土)の一日だけ岩手県宮古市の本州最東端の灯台であるトドヶ崎灯台が内部公開されるという話を聞き、これはめったに無いチャンスとはるか遠い宮古まで行ってきました。

もちろん灯台だけでなく、かねてから興味のありました、隣町山田町の霞露ヶ岳(かろがたけ)登山も行ってきましたが、まずはトドヶ崎灯台から報告します。

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Photo 宮古市姉吉海岸から出発です。

距離3.8Kmの遊歩道は最初の1Kmはそこそこきつい登りでしたが、あとは緩やかに灯台に向かって下ってゆく感じでした。

松だけではなく広葉樹も茂り、紅葉も始まっていましたね。

 

Photo_2 遊歩道の途中から駐車場のある海岸を振り返って。

三陸の海の色である緑色に澄んで、美しさにため息が出てきました。

海岸は砂ではなく小さな角のとれた小さな石でした。

夏に、こんなところで泳ぐのもいいでしょうね。

 

Photo_3 歩くこと55分、着きましたよトドヶ崎灯台です。

当初、灯台は明治35年にできましたが戦争で破壊され、今の灯台は昭和25年にできたものだそうです。

もう60年も経つのに元気に働いています。

今日は灯台内部の公開で、展望階(正式名はわかりませんが)まで登れました!光を放つ場所のすぐ下の所までお客さんがいますよね。

高さ33mだそうで東北一だそうで、10階建てのビルの高さです。 

 

 

Photo_4 高所恐怖症の私ではありましたが、なるべく真下を見ないで遠くを見るようにしました。

南には薄っすらと先ほど登ってきた山田町の霞露ヶ岳が見えます。

東側には広々とした太平洋がもちろん見えましたよ。

 

 

Photo_5 北側は御覧の通り、これぞリアス式海岸という荒々しい海岸の姿がありました。これが美しいんですよね。

海はもちろん透き通っていますよ。

んん~、海に何か赤く透き通ったものがいくつも浮かんでいます。隣のお客さんが「あれは越前クラゲですかね~」と聞いてきます。今年は発生数が多く津軽海峡を越えてきたというニュースもあったので、大きさ(直径50cm前後)からいって「たぶんそうだと思います」と答える。

Photo_7 灯台内部の一室ではトドヶ崎灯台の歴史や、灯台に関する展示もありました。

映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台の一つにもなった灯台です。

物語の原作となった燈台守のご夫婦も、この灯台には7年間も住みながら守ってこられたそうです。

交通も便利ではなかった時代、どんな想いで住んでおられたのかと思うと、映画をもう一度見たくなりました。

 

 

Photo_8 こちらは灯台から100mほど離れた岩だらけの海岸にある「本州最東端の碑」です。

東経142度04分16秒(灯台で)。

テレビ局も2社ほど来ていました。あの人たちは何だろう、カメラは小さいけど素人でもないようだしな。ケーブルテレビかビデオ記録屋さんか?

 

Photo_9 この子は本州最東端の犬です。正確には最東端に連れてこられた犬ですけどね。

この足で3.8Kmの遊歩道を歩いてきたとは思えないないので半分はダッコかな?

「いいめいわくだよ」と言いたげに近づく人皆に吠えていました。

 

今日の灯台公開には多くのお客さんがいらしてました。私が着いた12時ごろには、ざっと数えて70人はいました。駐車場には大型バスも1台ありました。けっこうみなさん情報集めて来るんですね。

今回の灯台公開を主催していただいた釜石海上保安部のみなさんありがとうございました。貴重な体験をさせていただいたと同時に、灯台を守ってきた皆さんのご苦労を知ることができました。

myoujinさん情報ありがとうございました。海の方の情報にはうといもので、これからもよろしくお願いします。

霞露ヶ岳登山の報告は明日します。  

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女神山登山で紅葉満喫

秋には、紅葉と滝を満喫できる山に行きたいなと思って探していました。ちょうどいい山を見つけ、今日、岩手県西和賀町の女神山に登ってきました。今回初めて登ります。

いや~良かった。紅葉を腹いっぱい食べてきたといった感じです。(よくわからん!)

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Photo 名前の通りに紅葉の錦を羽織った錦秋湖を通り、西和賀町旧沢内村の西に広がる和賀山塊の女神山へと来ました。

8時40分。登山口には先客の車が一台だけです。

身支度を整え、9時ちょうどに落ち葉を踏みしめ出発です。

 

Photo_2 登り始めてすぐに左手に現れるのが「白糸の滝」です。

登山道を外れて滝つぼへと下りてゆきます。

やあ~、これは見事だ。狭い滝口から水が何百本の糸になって広がり落ちてきます。歌舞伎で使われる蜘蛛の糸のようでもあります。

水量とか、滝口の岩の形状などの偶然が重なって、この美しい滝になったんでしょうね。

Photo_3 山頂へ直接向かう道と、秋田に抜ける旧道の笹峠を経由して山頂に向かう道との分岐点付近です。

直接向かう道はここから急登になりますが、そちらへ。

しかし周りは御覧のような美しいブナ林。あせらず景色を楽しみながらゆっくり行きましょう。

とはいえ息が切れます。(ハアハア

 

 

 

 

Photo_4 ずっ~とブナ林の道を通り、やっと開けた隣の山も見える場所へ。

向こうもこちらも紅葉真っ盛りです。きれいだ~。

この辺からかなり風も強くなり、雲が次々と流れてきて曇ったり晴れたりと忙しい。

 

 

Photo_5 10時50分頂上到着です。(955m)

最近、11月8日の栗原市民マラソンに向けて一夜漬けのハードな練習をしていたので疲れが溜まっていたようです、ちょっとつらかったです。(言い訳)

さあ休憩。菓子パンとスポーツドリンクでおやつタイムだ!

 

Photo_6 休憩の後は頂上からの景色を楽しみます。

沢内地区の先には早池峰山が見えます。頂上は雲がかかっていました。残念。

写真は、頂上の西側の空き地から見た紅葉に燃える山とその先には秋田県大曲の町がかすかに見えます。

 

Photo_7 北側には真昼岳(1059m)と北真昼岳(1006m)がクッキリと見えます。二つの山を結ぶ稜線の道まで見えます。

今度はあそこを歩いてみたいなと、登山意欲をそそられる山でした。

30分ほど景色を楽しんで下山へ。

 

Photo_8 下りは笹峠経由の道を行きます。こちらもずっときれいなブナ林の中の道です。

笹峠を岩手側に下りてすぐ、やっと女神山の姿を見ることができました。柔らかな感じの山ですね。

 

 

 

Photo_9 帰りのコースでの見所の「降る滝」です。

落差50m近くある豪快な滝です。

全体を写真に収めようとすると豪快さが出ないし。かといって部分的に撮ってもピンとこないし。滝の撮影は難しいんだよな。

私より先にも4名のカメラを抱えたおじさんたちがいましたが、入れ替わりで帰られました。うまく撮れたかな。

このほかにも「姫滝」がありますが、ちょっと寄り道する体力がなくなり今回は断念。

 

 

Photo_10 登山道の脇を、滝から流れてきた水が渓流となって流れています。

落ち葉も流れて、秋らしい風情を満喫です。

登山口に戻ると、車が7台ほどに増えていました。静かに紅葉を楽しめるいい山でした。

 

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中尊寺・厳美渓の紅葉情報

今日は、となり町一関市に東北の冬の必需品、スタッドレスタイヤを買いに行ってきました。3年ぶりの購入です。5万円ちょっとの出費は痛いが、命を守るためにはケチってはいけません。

帰りは、天気もいいし中尊寺と厳美渓の紅葉はどんな具合かな~? と寄り道してきましたので報告します。

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Photo 中尊寺の紅葉はやはりモミジですが、全体的にはまだまだでしたね。

ちょっと色付いてきたかなと言う感じです。

紅葉したら絵になりそうな場所を探しつつ、観光客のみなさんの間を縫うように歩きました。いつもいっぱいです。

 

Photo_3 まあ中には気の早いモミジもおりまして、きれいな赤に色付いているものも見られましたよ。

やはりみなさんカメラを向けてパシャリパシャリと記念撮影です。

こういう感じのモミジは4・5箇所程度といったところでしょうか。ほとんどは上の写真です。

 

Photo_4 この時期のもうひとつの見所は菊祭りです。

昨日から始まり、11月15日まで開催されるようです。参道にずらりと並んでいました。

こういう密集させたものや、大輪の一本咲きのものなど(正式な名称があるのでしょうが、すみません)。見ごたえありましたよ。

 

Photo_5 続いて厳美渓へ。

う~ん、まだまだですね。見頃は11月5日過ぎ頃でしょうか。

でもこちらもお客さんはいっぱいでした。ありがたいですね。

 

 

Photo_6 でも、すぐ近くにある厳美小学校のイチョウの木は見事に黄色に色づいていましたよ。

青い空に映えますね~。

それにしてもここのイチョウの黄葉は早いな。確かうちの近所のイチョウはまだ青々としていたよな~。

まっ、何はともあれ、きれいな秋の景色を見させてもらったことに感謝ですね。

子供たちも毎日このイチョウを見ているんだろうな。気付いてくれているかな。

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栗駒の童謡「たねまき坊主」の歌碑建立

10月18日(日)、私は都合で見に行くことができなかったのですが、約40年前作られ、今も栗原市栗駒で歌い継がれている童謡「たねまき坊主」の歌碑が建立され、その除幕式がありました。

場所は栗原市栗駒支所の西側の緑地です。

昭和43年、当時の栗駒町立鳥谷(とや)小学校の今野清代校長先生と同校の卒業生で弁護士をしていた土井英市氏とで、地元で愛される童謡を作りたいと、土井氏の知人である東京の作詞、作曲の先生に依頼し誕生したものです。

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Photo りっぱな歌碑ですね。

実は私も鳥谷小出身です。当時私は2年生だったでしょうか。今野校長先生はとても面白くて優しい先生で、放課後の校長室に先生がいると、お話を聞かせてもらおうと子供たちでいっぱいになったものです。

小学校は今は合併して鳥矢崎小学校になりましたが今でも歌い継がれています。最近は踊りも作られ、運動会で披露され、他の小学校にも広められています。

Photo_2

たねまき坊主とは何かといいますと、春になると栗駒山に現れる残雪が、種まきをする人のように見えることから、地元では昔から親しみを込めてそう言われてきました。

里でもこの姿が見えると春の農作業を始めたようですね。

歌碑の上部に栗駒山も掘り込まれています。その右端(方角では栗駒山山頂の東側)にある笊森(ざるもり)のところに表れます。もちろん栗駒山の南側からしか見えませんが。

どうです人の形が見えますか?

Photo_3 山頂の西側には栗駒山の由来である馬の姿の残雪が見えます。

ややデフォルメされぎみですが、位地や大きさはこの通りですね。

統合で廃校になってしまいましたが、母校の思い出がこうやって残されたことに感謝したいと思います。

今回の歌碑建立にご尽力されました、栗駒の「童謡を歌うわらべの会」のみなさん、ありがとうございました。

これからも歌い継いでゆきましょう。

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加藤和彦さんやすらかに

ふだん芸能界の話題にはふれることの無い私ですが、今日は、どうしても隠せない悲しさを述べさせていただきます。

あの加藤和彦さんが亡くなられたと、しかも自らの手で・・・。

驚きました。いつも未来を、新しい音楽を追及している人と思っていた加藤さんがなぜ・・・・・と思いました。

加藤さんがザ・フォーク・クルセダーズで世に出た頃は私はまだ小学生で、「帰ってきた酔っぱらい」などは面白い歌としか認識がありませんでした。

「あの素晴しい愛をもう一度」を中学の音楽の教科書で知り、ベッツィ&クリスの「白い色は恋人の色」も加藤さんの作曲によるものと知り、こんな美しい曲をつくれるなんてすごい人だなと思いました。

その後サディスティックミカバンドでロックバンドとしても国際的に活躍しましたね。

2002年には、旧来の北山修さんと、新たにアルフィーの坂崎幸之助さんを招いて一時的かつ最後のザ・フォーク・クルセダースを結成してコンサートを開きました。私もBSの放送ではありましたが視ていました。

Img_3087 その時に出したアルバム「戦争と平和」のなかのひとコマからの写真です。

左から北山さん、坂崎さん、そして加藤さんです。

当時、アフガンの抗争が激化していました。初期のザ・フォーク・クルセダースが結成した当時、南北朝鮮抗争の時代と変わっていないじゃないか、と言うメッセージが込められていたのかも知れません。

いつも平和を願っていた人でした。

加藤さんが作曲した「悲しくてやりきれない」が胸にしみます。

どのような想いで死を選んだのかは知る由もありません。でも加藤さんが残した「感謝」の曲の北山さんの作った詩のように安らかに眠っていただけたのならと思うだけです。

すばらしい歌をありがとうございました。

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冬の準備 1

今朝も冷え込みました。栗原市築館の最低気温が3.5℃でしたので栗駒も同等かそれ以下でしょうね。

うちでも少しづつ冬の準備です。

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Photo ついに私の書斎にもコタツが登場です。

茶の間には、寒がりの母がすでに9月中旬にセットししております。

今夜からぬくぬくできていいのですが、つい気持が緩みがちになってしまい、寝込んでしまったりするのが欠点です(特に酔っ払った時)。

ともあれ、う~ん暖ったか~い。

 

Photo_2 こちらも冬の準備に余念が無い、半ノラ猫「トラ君」です。(プロフィールの写真でおなじみです)

彼の冬の準備とは、ひたすら食べて寒さに負けない皮下脂肪をたくわえることです。(クマか!)

どこで寝泊りしているのか今だに判りませんが、たぶん寒い所でしょう。

 

Photo_3

御覧の通りまるまると太りました。

こりゃタヌキだよ~。

なついてくれれば家の中に入れてもいいのに、全然なつきません。いまだに2m以内に近づくと逃げてしまいます。(餌をあげ始めて2年ですよ)

心配ですが「風邪ひくなよ」と声をかけてあげることしかできません。

ノラは強いから大丈夫かな。

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稲刈まっ最中の気仙沼の山里へ

先週から天気の良い日が続いています。毎日が行楽日和ですが、やっと出かけることができました。

気仙沼市の廿一地区の山里の風景を見て来ました。

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Photo 栗駒も山里ではありますが、ここに来ると谷の両側にあまり整理のされてない田園風景が広がり、すごく懐かしさを感じます。

私の好きな風景が広がっているんですよ。

ただ今稲刈の真っ最中と言う感じで、あちこちで稲刈をする農家のみなさんの姿がありました。

 

Photo_2 草に覆われた農道の左側には自然乾燥のハセ掛けが、右側にはきれいに澄んだ沢が流れています。

う~ん、正しい東北の山里だね~。

あちこちうろうろしながら景色を楽しみ、写真を撮りましたが、あやしいやつだなと見られていたでしょうね。

 

 

Photo_3 沢沿いのモミジは紅葉が始まっているのも有りました。

赤とんぼも飛び交い、今年生まれたキジの子供たちはすっかり大きくなっても田んぼの中で遊び、蛇は動きがニブくなって、おどかしても逃げません。

秋が深まっていますね~。 

 

Photo_4

地区の下の方に来ると、一枚の田んぼの面積が広くなりますが、やっぱり形はくねくね曲がったまんまです。

農作業も大変でしょうが、ぜひこの景色を後世まで残していただきたいものです。

この地区の写真撮影は私のライフワークにしてゆきたいと思っています。そのためには地元の人と友達にならないといけないな。

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栗駒山被災地の復旧状況を見に

澄んだ秋空が広がった昨日、岩手・宮城内陸地震で被災し、今も一般車両が通行止めになっている栗駒山の宮城県側、耕英地区災害復旧状況視察会が有り、私も参加してきました。

今週と来週の土日と祝日に行われる視察は昨日が初日。事前予約で1日200名づつの人員で行われます。

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Photo 鴬沢地区にある細倉マインパークが発着点です。

御覧のようないい天気、すでに多くの人たちが集まっています。

みなさん栗駒山が心配だったんですね。

10時にマイクロバス8台で出発。

 

Photo_2 最初は市道「馬場駒の湯線」の大崩落現場の冷沢へ。

耕英地区の最初の家があるすぐ裏手の沢なのですが御覧のとおり大きく崩れてしまっています。

市道も沢をぐるっと遠巻きにするようにあったのですが、跡形もありません。

 

Photo_3 写真中央右手によく見ると重機が止まっていますが、そこが市道です。もう少し行くと世界谷地に行く道との交差点があります。

現在これ以上の崩落防止のための工事と、新しい市道の建設が行われていました。

「しかしすごいもんだな~」と同じバスに乗り合わせた皆さんからも驚きの声。改めて地震の怖さを実感です。

Photo_4

お昼は耕英十字路からすぐの「山脈(やまなみ)ハウス」で。

イワナの塩焼きや、きのこ汁、きのこそばなど、耕英地区のみなさんが作った料理がたくさん並んでいました。 

私もきのこ汁と焼きおにぎりを食べ休憩です。

 

Photo_5 天気のいい野外での食事は美味しかった~

お土産には名物の高原大根を購入。

これがまた安くて美味しいんだな~。

耕英のみなさん、復旧にお忙しい中ありがとうございました。

 

Photo_6 食事も終えて周囲をぐるっと散歩。

隣にある温泉宿泊施設「ハイルザーム」です。こちらも11月の営業再開を目標に現在館内の修理中です。

温泉プールもある、子供からお年寄りまで楽しめる施設です。しばらくは送迎バスを使ってお客さんの受入れをするようです。

 

Photo_7 これは東栗駒山です。山の紅葉もだいぶ降りてきましたね。

現在は登山口のイワカガミ平から「いこいの村」あたりまでが見頃のようです。

去年の10月10日は秋田県側から栗駒山に登りにきていたんだよな。

 

Photo_8 次の視察地、駒の湯温泉へ。

来てみて愕然です。あの切り立った谷あいだったイメージがまるっきり跡形もありません。

旅館から沢を挟んだ急斜面が大きく崩壊して谷を埋め、そこに東栗駒山の東斜面で発生した土石流が溜まって旅館を飲み込んだ状況が痛々しいほど良く分かりました。

 

Photo_9 左手の二本の木の辺りに旅館の玄関があったのですが・・・。

谷になっていたので昼でも薄暗い感じでしたが、もう今ではすっかり埋め尽くされ、まっ平らな大きな広場のようになっています。

 

 

Photo_10 ここでは7名の方が犠牲になりました。

うちの近所に住んでいた方も、旅館の手伝いに来ていて亡くなられました。改めて慰霊碑に手を合わせご冥福をお祈りします。

 

 

 

Photo_11 こちらは駒の湯入り口にあります、温泉旅館「くりこま荘」さんです。

私も栗駒山登山の帰りにはここの温泉によく浸かっていました。やはり今は復旧作業中のようです。玄関を新しくしているようですね。

ととのい次第、やはり送迎バスを使っての営業再開を検討されているようです。期待しています。

本当に天気が良くてなによりでした。要所で視察者の安全管理に努めたり、バスごとに添乗され説明や引率に当たってくれた市役所のみなさん、本当にありがとうございました。

下界で、「どうなっているんだろう」と、やきもきしていた気持が払拭されました。来年秋の登山再開を楽しみにしています。

 

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サザンカも咲いてもう晩秋?

強い台風18号が明日にも東北を直撃しそうな状況になっていますが、そんな中うちの庭のサザンカ(山茶花)が一輪、花を開きました。

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Img_2993

晩秋から冬にかけて咲いていたような気がしますが。今年は早いな~と、母と驚いています。

涼しなるのが早かったせいか、紅葉も早いけどお前もか、と言った感じです。

風に飛ばされないようにね。

 

 

Photo 近所の子猫シリーズです。

半ノラ猫の子供たちは、いまだに近寄ると逃げるので望遠レンズで撮りました。

今日は茶トラの他にも黒トラも撮れましたよ。

いや~やっぱりかわいいですね。

 

Photo_2 右から二匹目が母親です。「うちの子にちょっかい出さないでよ」と私をにらんでいます。

茶トラ二匹と黒トラ一匹を見ることができました。本当はもう一匹黒トラがいるのですが、よっぽどの臆病君なのか隠れたまま出てきません。

天気の良い日は陽だまりの中で、四匹でじゃれあって遊んでいる姿も見られます。いつまで見ていても見飽きませんね。

「台風で濡れないように奥に隠れてるんだぞ!」

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禿岳(かむろだけ)紅葉登山 09年

今日は良い天気になりますよと言う天気予報を見て、昨晩、発作的に禿岳登山を前倒ししようと思いつき、大崎市鬼首(おにこうべ)へと向かいました。

明日以降は、しばらく晴れの日が無さそうだったので、紅葉は始まったばかりだろうなと思いましたがやむを得ません。

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Photo

鬼首のスキー場の近くにある牧場から、禿岳を眺めてみます。

今日は本当に天気が良かったね~。

山もくっきり見えています。

 

 

Photo_2 花立峠にある登山口から登ります。

私は今回初めて登ります。看板には初心者向けとは書いていますがちょっとだけ心配です。

標高1261m、距離3Km。  しゅっぱ~つ!

 

 

Photo_3 登ってしばらくは、あまり背の高くないブナなどの広葉樹の森の中を歩きます。

まだほとんど緑の葉っぱです。

ほどほどにきつい感じの傾斜がずっと続きました。

 

 

Photo_4 7合目を過ぎたあたりから徐々に木々が色付いてきましたね。

この辺からは展望の良い稜線の道になり、遠くの山々を見ながらウキウキ気分で登ります。

 

 

 

51 斜面越しに栗駒山を眺めてみます。

山の中腹ぐらいまでが赤く染まっているのがわかりました。宮城県側のイワカガミ平登山口付近が見頃なんだろうな~。行ってみたいな~。と思いましたが、それは来年までかないません。

 

 

Photo_5 頂上到着~! 写真撮り撮り1時間50分。

山頂標識のバックには三角形の月山(1979m)と、ドーム型の葉山(1461m)がクッキリと見えます。

山形県側の最上町や赤倉のスキー場、さらには尾花沢方面の田んぼまで見えましたよ。

 

 

Photo_6 北側に目をやると斜面はきれいな紅葉でした。

これが見たかったんだよな~。

写真右上の一番奥には秋田県の虎毛山(1432m)がまんじゅうを置いたような緩やかな頂を見せています。山頂付近は高層湿原になっているようで、いつか登ってみたい山です。

 

71 山頂では写真を撮ったり、景色を眺めながらおやつを食べたりと、のんびり1時間ほど過ごし天気の良い登山を満喫!

さあ下山です。オニコウベスキー場のゲレンデが見えます。若い頃の冬は毎週と言っていいほどナイターで滑りにきていたなあ~、などと思い出す。

 

 

Photo_7 下りでは何組もの登山者とすれ違いました。

20名ほどの年配の団体さんとも2組すれ違いました。駐車場も御覧の通り満杯状態です。マイクロバスまで停まってましたよ。

やっぱり取り組みやすい山なんでしょうね、人気が有りますね。

下りは55分で下りてきました。天気も良く楽しい登山でした。また来て見ましょう。

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一面ピンク色のソバ畑

話は前後するのですが、一昨日登った秋田駒ケ岳への行く道の途中で、めずらしいピンク色のソバの花が一面に咲いていたので紹介します。

田沢湖とは反対の、乳頭温泉方面に向かう県道127号に入って間もなく、道沿いにそれは咲いていました。

 (どの写真もクリックすると大きくなります)

Photo すご~い!一面ピンク色だ。この時期何の花だろうな~? と車を止めて確認です。

いや~、きれいだな~!

葉っぱや茎を見たところソバのようでもありますが、これまで白い花しか見たこと無いしなあ。う~んなんだろう?

 

Photo_2 写真を撮って帰りネットで調べたところ、やっぱりソバの花のようです。赤いソバの花があるそうです。

巾50m長さ200mほどあったったでしょうか、ここのソバ畑。見ごたえありましたね~。

ソバとわかると次の疑問はどんな味がするかです。ぜひ食べてみたいですね~。

どなたかピンクの花からできたソバを出しているお店を知りませんか?

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温湯温泉まで通行規制解除

今日から栗原市花山の国道398号線、温湯(ぬるゆ)温泉までの通行規制が解除されました。それと同時に第三セクターで運営されていた「温湯山荘」の営業も再開され、震災以来停止していた花山の温泉観光が戻ってきましたよ。

 (どの写真もクリックすると大きくなります)

Photo_5 再開の式典セレモニーが終わると、一般のお客さんも入浴に続々と入っていきました。

震災以来営業を止め、従業員の皆さんも一時解雇されて再開はいつになるかと待たれましたが、今日は晴れての再開です。従業員さんもほとんどは再雇用されたようです。

かつての賑わいが早く戻るといいですね。

かく言う私は、賑わいすぎる温湯山荘にはあまり入ったことは無く、ここから先の老舗の佐藤旅館さんの静かな露天風呂が好きでした。

佐藤旅館さんはまだ復興途中です。いつまでも待っていますよ。

Photo_6 温湯山荘のすぐ隣りにある名跡「温湯御番所跡」です。

震災で石柱や石垣が崩れたままです。来年の春までには復興するようです。

 

 

 

Photo_7 もう一箇所心配だったのが浅布渓谷です。

行ってみると・・・。良かった~ほとんど無傷でした。

やむを得ず水は上流の復旧工事で濁っていましたが、広葉樹の木々はほとんど崩れていませんでした。

 

 

Photo_8 11月に入るとすっかり紅葉し、美しい渓谷美を見せてくれることでしょう。

その頃また来るからね。

 

 

 

Photo_9 浅布渓谷から1Kmもさかのぼらないうちに川には土砂ダムができていました。

今回、通行規制解除になった沿道では、たびたび川が崩壊した後が見られます。

改めて地震の恐ろしさを実感させられます。

でも温泉再開したのでぜひ皆さん入りに来て下さいね。

沿道には美味しい蕎麦屋さんも、養殖イワナ屋さんもありますよ。どうぞご利用ください。

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