« 冬の準備 1 | トップページ | 栗駒の童謡「たねまき坊主」の歌碑建立 »

加藤和彦さんやすらかに

ふだん芸能界の話題にはふれることの無い私ですが、今日は、どうしても隠せない悲しさを述べさせていただきます。

あの加藤和彦さんが亡くなられたと、しかも自らの手で・・・。

驚きました。いつも未来を、新しい音楽を追及している人と思っていた加藤さんがなぜ・・・・・と思いました。

加藤さんがザ・フォーク・クルセダーズで世に出た頃は私はまだ小学生で、「帰ってきた酔っぱらい」などは面白い歌としか認識がありませんでした。

「あの素晴しい愛をもう一度」を中学の音楽の教科書で知り、ベッツィ&クリスの「白い色は恋人の色」も加藤さんの作曲によるものと知り、こんな美しい曲をつくれるなんてすごい人だなと思いました。

その後サディスティックミカバンドでロックバンドとしても国際的に活躍しましたね。

2002年には、旧来の北山修さんと、新たにアルフィーの坂崎幸之助さんを招いて一時的かつ最後のザ・フォーク・クルセダースを結成してコンサートを開きました。私もBSの放送ではありましたが視ていました。

Img_3087 その時に出したアルバム「戦争と平和」のなかのひとコマからの写真です。

左から北山さん、坂崎さん、そして加藤さんです。

当時、アフガンの抗争が激化していました。初期のザ・フォーク・クルセダースが結成した当時、南北朝鮮抗争の時代と変わっていないじゃないか、と言うメッセージが込められていたのかも知れません。

いつも平和を願っていた人でした。

加藤さんが作曲した「悲しくてやりきれない」が胸にしみます。

どのような想いで死を選んだのかは知る由もありません。でも加藤さんが残した「感謝」の曲の北山さんの作った詩のように安らかに眠っていただけたのならと思うだけです。

すばらしい歌をありがとうございました。

|

« 冬の準備 1 | トップページ | 栗駒の童謡「たねまき坊主」の歌碑建立 »

わが家の情景」カテゴリの記事

コメント

世田谷の風さん、こんばんは。

シンガーソングライターは、亡くなられても歌が残ります。いつまでも皆さんに聞いたり歌ってもらえるんですね。
私は登山に行く時の車の中で、アコースティックギターの音色が軽快な音楽を聴くのが習慣になっています。その中には「あの素晴しい愛をもう一度」も入っていますよ。
何度聞いても飽きることの無い名曲です。

投稿: 栗太郎 | 2009年10月20日 (火) 21時59分

私も何度この曲に励まされた事でしょう。
自ら命を絶つと言う事は、それなりにいろいろ悩んだことでしょう、きっと加藤さんは自分の人生全うされたのだと思います。今まで素敵な音楽をありがとう!心からお祈り致します。

投稿: 世田谷の風 | 2009年10月20日 (火) 16時45分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 加藤和彦さんやすらかに:

« 冬の準備 1 | トップページ | 栗駒の童謡「たねまき坊主」の歌碑建立 »