本州最東端、トドヶ崎灯台に立つ
ブログ友達であります「リアスだより」のmyoujinさんからの情報で、10月24日(土)の一日だけ岩手県宮古市の本州最東端の灯台であるトドヶ崎灯台が内部公開されるという話を聞き、これはめったに無いチャンスとはるか遠い宮古まで行ってきました。
もちろん灯台だけでなく、かねてから興味のありました、隣町山田町の霞露ヶ岳(かろがたけ)登山も行ってきましたが、まずはトドヶ崎灯台から報告します。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
距離3.8Kmの遊歩道は最初の1Kmはそこそこきつい登りでしたが、あとは緩やかに灯台に向かって下ってゆく感じでした。
松だけではなく広葉樹も茂り、紅葉も始まっていましたね。
三陸の海の色である緑色に澄んで、美しさにため息が出てきました。
海岸は砂ではなく小さな角のとれた小さな石でした。
夏に、こんなところで泳ぐのもいいでしょうね。
当初、灯台は明治35年にできましたが戦争で破壊され、今の灯台は昭和25年にできたものだそうです。
もう60年も経つのに元気に働いています。
今日は灯台内部の公開で、展望階(正式名はわかりませんが)まで登れました!光を放つ場所のすぐ下の所までお客さんがいますよね。
高さ33mだそうで東北一だそうで、10階建てのビルの高さです。
高所恐怖症の私ではありましたが、なるべく真下を見ないで遠くを見るようにしました。
南には薄っすらと先ほど登ってきた山田町の霞露ヶ岳が見えます。
東側には広々とした太平洋がもちろん見えましたよ。
北側は御覧の通り、これぞリアス式海岸という荒々しい海岸の姿がありました。これが美しいんですよね。
海はもちろん透き通っていますよ。
んん~、海に何か赤く透き通ったものがいくつも浮かんでいます。隣のお客さんが「あれは越前クラゲですかね~」と聞いてきます。今年は発生数が多く津軽海峡を越えてきたというニュースもあったので、大きさ(直径50cm前後)からいって「たぶんそうだと思います」と答える。
灯台内部の一室ではトドヶ崎灯台の歴史や、灯台に関する展示もありました。
映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台の一つにもなった灯台です。
物語の原作となった燈台守のご夫婦も、この灯台には7年間も住みながら守ってこられたそうです。
交通も便利ではなかった時代、どんな想いで住んでおられたのかと思うと、映画をもう一度見たくなりました。
こちらは灯台から100mほど離れた岩だらけの海岸にある「本州最東端の碑」です。
東経142度04分16秒(灯台で)。
テレビ局も2社ほど来ていました。あの人たちは何だろう、カメラは小さいけど素人でもないようだしな。ケーブルテレビかビデオ記録屋さんか?
この子は本州最東端の犬です。正確には最東端に連れてこられた犬ですけどね。
この足で3.8Kmの遊歩道を歩いてきたとは思えないないので半分はダッコかな?
「いいめいわくだよ」と言いたげに近づく人皆に吠えていました。
今日の灯台公開には多くのお客さんがいらしてました。私が着いた12時ごろには、ざっと数えて70人はいました。駐車場には大型バスも1台ありました。けっこうみなさん情報集めて来るんですね。
今回の灯台公開を主催していただいた釜石海上保安部のみなさんありがとうございました。貴重な体験をさせていただいたと同時に、灯台を守ってきた皆さんのご苦労を知ることができました。
myoujinさん情報ありがとうございました。海の方の情報にはうといもので、これからもよろしくお願いします。
霞露ヶ岳登山の報告は明日します。
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コメント
myoujinさん、こんにちは。
宮古まで片道4時間です。三陸道が一部開通したとは言えまだまだ遠いですね。
でも、あのきれいな海と景色を見るとそんなことは気になりませんでした。
海もいいですね。また行って見ます。
投稿: 栗太郎 | 2009年10月25日 (日) 08時57分
栗太郎様
遠路はるばるお疲れ様でした。
霞露ヶ岳にも登られたとのことで
さすがにお疲れではなかったかと思います。
霞露のブログも楽しみにしています。
投稿: myoujin | 2009年10月25日 (日) 06時16分