潮風を感じながら霞露ヶ岳登山
昨日、岩手県宮古市のトドヶ崎灯台に行く前に、かねてより登ってみたかった海辺の山、隣町である山田町の霞露ヶ岳(かろがたけ)に登ってきました。
最初、灯台の後に登ろうと思っていたのですが、帰りの時間や、きつい方を先にかたずけた方が気分的に楽かなと思って霞露ヶ岳を先に登ることに決めました。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
道の駅「やまだ」で車中泊。夜8時から朝5時までたっぷり睡眠をとって、いざ登山だ。
海抜0メートルから標高508mの山頂までの山行です。標高差だけなら栗駒山登山と同じくらいですね。
登山口である船越半島の漉磯(すくいそ)海岸へ。
駐車場には私の車と、あとは海岸に昆布を拾いに来たおじさんの原付バイクがあるだけです。
登山口には一旦海岸に下りてから、松林の道へと入っていきます。
最初から中間地点(距離の中間ですよ)までは急な登りが続きます。
でも、登るにつれてリアス式海岸の美しい景色が見下ろせるようになると苦しさも忘れてしまいますね。
自分の足で登った人しか見ることの出来ない風景がそこにあります。
中腹から上では紅葉も始まっていました。
紅葉した木々の間からトドヶ崎が見えます。この後に行く灯台もちょこんと見えましたよ。
待っててくれよ。
中間点を過ぎると両脇が落ち込んだ稜線のような登山道になります。
緩やかな登りが続き、紅葉や木々の間から見える海を楽しみながら進みます。
立派な看板が立っていました。木々が高いので展望は良く有りませんが、かすかに鯨山や山田湾に浮かぶカキ棚(たぶん)などが確認できました。
菓子パンを食べて小休止です。
登山道からの景色を楽しんだ方が良いようです。
登りでは気付かなかった奇岩などを見つけることができました。ポッカリ穴を開けた大岩です。小さな船なら通れそうだな。
自然の力はすごいね。
海岸には投げ釣りを楽しむ釣り人が二人。砂利に腰掛て休みながら、しばらく彼らのしぐさをぼんやり眺める。
すぐ脇の断崖からは、波が岩にぶつかる「どーん」という音が時折聞こえてきます。
なんとも言えないゆっくりとした時間が流れてゆきます。
いつもと違った海辺の山登りもいいものですね。他にも無いか登山のガイドブックを探してみよう。
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コメント
木村さん、はじめまして。
浅布渓谷につきまして、よくぞ聞いてくださいました。
398号線の通行止めは10月1日に、温湯温泉まで解除されましたよ。浅布渓谷にも行けるようになりました。
私のブログの10月1日の記事にも紹介していますが、浅布渓谷は無事でした!不動の滝も健在です。本当に良かったです。
今頃は紅葉も始まっていると思います。私も週末に写真を撮りに行こうかなと思っていたところです。
ただ駐車場付近は道も狭く、復旧工事のダンプカーが頻繁に通りますので通行にはご注意下さい。
私も写真撮りましたらブログで紹介します。
投稿: 栗太郎 | 2009年10月27日 (火) 16時29分
はじめまして、木村と申します。
霞露ヶ岳の話題ではないのですが、栗駒にお住いのようですので教えて頂きたいことがあります。
宮城県側からの398号線で浅布渓谷にいくことはできますか?浅布渓谷の不動の滝の写真を撮りたいのです。
以前にも訪れた事があるのですが、地震前のことになります。地震によって滝の景観が大きく変わってなければいいのですが…。
それと、時間によって通行止めなどの交通規制はありますか?
投稿: 木村 | 2009年10月27日 (火) 12時49分