須川への道、矢櫃ダムの道復活
栗駒山(岩手県では須川岳といいます)の一関市から須川温泉に向かう国道342号線ですが、昨年の震災以来通行止めとなっていた矢櫃(やびつ)ダム付近の道路が今日通行止め解除になりました。
これまで迂回道路と仮設の橋でその先の祭畤(まつるべ)温泉・真湯温泉までつないでいましたが、予定よりも一ヶ月早く復興しました。
残る真湯温泉から須川温泉までは来年の6月に開通できる見込みだそうです。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
矢櫃ダムです、ほんの小さいダムです。温泉成分が多く、本当はもっと青みが濃かったのですが、なんとか無事にいてくれたようです。
震災後はダムの南側の細い道プラス仮設道路と仮設橋でこの上流をつないでいました。
写真右上が通行止めの原因だったがけ崩れの修復跡です。
ダムを渡る橋の上から下流を見ると、驚きました、昔の橋が崩れていました。
新しい橋ができてからは、ダム周辺の遊歩道の一部として使われてきましたが、すっかり崩れていました。
この辺が震源地のすぐそばだったこともあり、改めてその破壊力に驚きました。
矢櫃ダムよりはるかに大量の水が蓄積されています。
生きたまま水に埋まってしまった木々の姿が今でも見えます。それがかわいそうでウルッときてしまいました。
この辺は紅葉も、もう終わりのようです。色がくすんできていましたね。
観光客の皆さんは多かったですけど。
だいぶ散ってしまいましたがモミジの美しさがまだ残っていましたよ。
明日からまた雨が降りそうなので、今週一杯が最後の見頃でしょうか。
岩手も宮城も、着実に復興の道を歩んでいるようです。多くのみなさんの力に感謝です。
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