さよなら沢辺駅
くりはら田園鉄道が廃線になって、早いもので来年の春で3年になります。
全ての踏切からレールが撤去され舗装して道路と一体になりました。若柳と細倉マインパーク前駅を除いて駅舎も全て取り壊されることになり、取り壊し対象になっているうちで最後に残った金成の「沢辺駅」も今月中に解体されるそうです。
沢辺駅の最後の姿を写真に収めてきました。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
私にとっては仙台に行くときなどの通過駅という記憶しかありませんでしたが、それでもたびたび見ていた駅舎が無くなるというのは寂しいものですね。
1921年(大正10年)の沢辺駅開業時からの駅舎で、若柳駅とほぼおんなじ造りで兄弟駅でもあるそうです。
沿線の学校に通うため、朝は多くの学生たちが利用していましたし、昼間は病院へ通うみなさんの足になっていましたね。
今でも改札口に駅員さんが立っていそうな感じがします。
くりでんは単線だったので、沢辺駅では車両をすれ違いさせるための引込み線(名前は当たっていますでしょうか)があったので、構内はけっこう広いんですよ。
写真で見る線路の先は栗駒、細倉方面です。
レールも切断されたので二度と列車は走れないんですね。
解体に先立ち、6日(日)に地元ボランティアの方や、鉄道ファンの皆さんが駅舎の掃除をしてくれたそうです。窓もピカピカでした。
沢辺駅は木造の駅舎ですが、建築学的に貴重な建物だそうです。そのせいもあって、いつかまた駅舎を再建することができるように解体された駅舎の部材は全て保存されるそうです。
くりでんの若柳駅の駅舎は一部の車両と共に博物館的に残されます。構内での試乗もできるようです。
一方で線路の活用方法などはまだ決まっていません。私も地元に住む者として積極的に参画していきたいと思っています。
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