雄勝のお祭り「おめつき」を楽しむ
昨日、24日に石巻市雄勝町名振地区で行われた「おめつき」という面白いお祭りを見てきました。
ブログ仲間の「きゅうりやのばんちゃん」さんの紹介で今回初めて見ましたが、内容がかなり大人うけするもので、ちょっと文章にはしにくいものですが、写真から察してください。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
名振地区は、雄勝町の繁華街から雄勝半島を超えた追波湾に面した小さな漁港です。
海が深い青色をして、この日は波も穏やかできれいな港でした。
この集落の両端に神社があり、祭りはそこを一往復します。
午前10時に始まりました。
狭い路地を軒先をかすめつつ山車が練り歩きます。太鼓と笛の音がリズムを作ってくれています。
山車にはタイヤは付いて無く、お神輿のようにかついで移動するのですが、かなりの重さなのでしょう、適度に休憩をはさみながら進みます。
集落の5箇所に立ち寄り所でが設けられています。
立派な旧家ですね。家の屋根はやはり雄勝石のスレートで葺かれていましたよ。東京駅と同じですね、見事なものです。
立ち寄り所の庭先で行われる寸劇というか現代版の狂言というか漫談のようなものがこの祭りのメインです。
景気付けにお酒と、この港で獲れたと思われるタコやナマコ、ソイなどの新鮮な刺身が観客たちにも振る舞われます。
私も、車の運転が無ければな~、とお酒は泣く泣く遠慮し刺身ををいただきました。
「うまい!」
写真の小道具(木製の男根)をご覧になって話の内容はもうおわかりですね。
観客の皆さんも引きずりこんで掛け合いの漫才も見ものです。笑わせてくれた観客には鮭や貝などのお土産もたくさん用意されていましたよ。
お土産目当てのおしゃべり好きのお客さんは我先に参加したがります。
仮装をしたみなさんが観客を引きずりこみながら、あらすじ半分即興半分でみんなの笑いをとります。
みなさん芸人になれそうだな。
さらに2mはある大男根が用意されました。
まだ子供がいない夫婦を両端に乗せシーソーのように上下すると子宝を授かるというご利益があるそうで、まだ20代と思われる夫婦が少し照れながら乗っていました。
おおらかでいいですね。
さて山車のほうは、ゴールに近づくにつれ横倒しになりそうなぐらい左右に振られ、手荒く扱われます。
だんだんとあちこちが壊れてゆき、ボロボロになった状態で来年の担当地区へと引き継がれるのが慣わしとか。
このお祭りは毎年1月24日に行われるそうで、今年は日曜日と重なり、300名ぐらいの観客はいたでしょうか。
これ以上多くなっても収拾がつかなくなりそうなので、ひそかな大人のお祭りとして続けていってもらいたいと思います。
今回は話の内容や、みなさんの掛け合いが面白いお祭りと聞いていたのでビデオカメラも持ち込みそちらをメインに撮っていました。
うちの近所のおばさんたちを集め上映するのが楽しみです。
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