毎年2月11日の祝日に開催されます、一関市、「大東大原の水かけ祭り」に、去年に引き続き今年も行ってきましたよ。
約350年も続く伝統あるお祭りです。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
朝9時半に大原の町に行くと、すでに仮装手踊りのみなさんが地区ごとにグループになり、商店や家々を回っていました。
メインの水かけは午後3時からなのですが、こういう楽しい催し物がたくさん有ります。
この地区は毎年奇抜な格好ででてきますね~。メイドさんもいますよ。一応みなさん男性です。
上と同じグループで踊っていた方です。女子高生のコスプレ姿(おそらく)で、私も最初は本当に女の人じゃないのと思うほど似合っていた人ですが、周りの観客から「先生かわいいじゃないの!」なんて声がかかっています。
話をよく聴いてみると、どうやら地元の小学校の先生みたいです。
父母たちのうけは良かったのですが、教え子たち(低学年のようです)は面食らってしまった様子で、なかなか近寄ろうとしませんでした。
地元の伝統行事に積極的に参加するなんて、良い先生じゃないですか!。
でも明日の登校時の子供たちの反応が楽しみですが
。
大原八幡神社へ大しめ縄の奉納の行列に続き、今年厄年のみなさんの行進です。
神社に行って厄払いをしてもらうのですが、米寿(88歳)の方も特別に厄払いをしてもらっているようです。
3人の方元気に行進していましたよ。杖もなかなか立派なものです。
女性の厄年33歳、着物姿のきれいなお母さんたち
が、祭りの加勢人(かせっと)として出る息子の手を引いて神社へ。画になりますね~。
厄年をきっちり地域で祓ってくれるなんて、絶えさせたくない風習です。
あちこち見て歩き、お昼も近くなったので腹ごしらえをしましょう。
見て歩いて目に付いた、地元大東高校の生徒さんが出している、「すいとん」屋さんへ。
去年は確か「はっと」と書いていたと思いましたが。この大東周辺は、「はっと」と「ひっつみ」の境界に近いので、共通語の「すいとん」にしたのかな?。
名前はどうでも、美味しかったですよ。300円と安いのも魅力です。
もともとは火伏せのお祭りとして始まりました。
今年も一関市消防団のみなさんの梯子乗りが観客の目を引きます。
観客をヒヤッとさせるように見せるのがコツなんでしょうね。みなさん目をはなしませんでした
。
大東といえばこれもはずせません。「鹿踊り」です。
いつも若さいっぱいに踊ってくれる、大東高校行山流鹿踊り部のみんなです。
力いっぱいの踊りには今年も感動しました。
他にもいろんな催し物を楽しんでいたら、いよいよ水かけが始まります。
さらし姿の男衆が続々と祭り前の祈祷に神社へ向かっていきましたが・・・、このお兄さん胸に「夫婦円満」なんて書いています。若いのに期するところがあるんでしょうね
。
みなさん何かしら体にメッセージを書いていますよ。それを読むのもちょっとした楽しみなんです。
男衆の後ろを走ってついてくる加勢人(かせっと)の男の子たちも、いざ出陣。
独特の装束を着た、幼稚園から小学校低学年の子たちです。背中には鈴を何個もしょって、走るとシャンシャン音がして、一段とかわいさが増します。
3時過ぎ、いよいよ始まりました「水かけ」。全力ダッシュで走る者、ジョギングでやってくる人、みんなに間断なく水が浴びせかけられます。
今年の参加者は去年より多いような感じです。300人はいたんじゃないかな。正式人数は明日の新聞発表を見て追って連絡しますね。
追伸)今年の観客は29,000人,裸男は270人だったそうです。
午後になって急激に気温が下がってきたような、そんな中、みなさん必死に走り抜けます。
全工程を5区間に分けて走るのですが、アマチュアカメラマンを中心とした観客が一区間終わるごとに、次の区間へと大移動。その移動が走る人並みに大変。
観客もかなりの水を浴びてしまうのを覚悟。
自分は濡れてもカメラは濡らすなが基本だ。
5区間を走り去って、たっぷり水を浴びて終了。
時間的に40分弱。もうあと5区間ほど見たい気がしますが、ちょっとだけ物足りなさが来年も来てみようという気にさせますね。
参加者がそれぞれの地区に戻って最後に納め水を浴び清めてお開きとなりました。
一部の人は神社前の川に入って納め水をします。それも見所のようですが、私は充分楽しんだのでそこまでは行かずに帰路へ。(本音は、もう疲れた~)
今年は水の掛け方が激しかったなあ~。靴の中はびしょびしょ。上半身は発水性のあるコートを着ていたので大丈夫でしたが、下はジーンズだったのでぐしょぐしょ。
でも、すっかり楽しませてもらいました。また行ってみたくなるお祭りでした。
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