鮎川のお寺で
先週葬儀に参列してきました、いとこのお姑さんの納骨が今日行われるということで、お手伝いに行ってきました(ほとんど何んにもしなかったけど)。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
自宅は東松島市にあるのですが、お墓は旧牡鹿町の鮎川に有るので、自宅で和尚さんに拝んでもらい、食事をした後に納骨に向かいます。
久しぶりの牡鹿半島、いつ来ても海がきれいだね~。お墓近くの高台から海がよく見えましたよ。
右奥の島が網地(あじ)島です。
平らなところは住宅がビッシリと建てられているし、津波の心配の無い高台の急斜面に作られたのでしょうね。
参拝は大変でも、ご先祖様に見守られている気がして安心な気もします。
納骨も無事に終えた後、今回、葬儀から全てお世話になった和尚さんに、ここのお寺にある、なんと国宝の十一面観音を特別に見せてもらいました。
高さが3メートルほどもある木彫りのりっぱな観音様は、鎌倉時代の形式で、よほどの仏師の手によって作られたものらしいが、なぜこの地に祭られるようになったのかは定かではないらしい。
一同その荘厳さに合掌。
和尚さんは、こことは隣の地区のお寺の住職さんで、無人になってしまった近隣のお寺の代理住職にもなっているようです。
40前半の若い和尚さんですが、本当に気さくで親切で、どこかの拝金和尚とは全然違います。
故人の戒名の由来もていねいに説明してくれて・・・、お盆に檀家の家々を回って故人ともよく話をしていたらしく、「本人の性格や人柄から戒名を考えるんですよ」、とも話しをしてくれました。
若いけどりっぱな和尚さんです。
いとこの娘がお寺の鐘を鳴らしてみたいと鐘をつかせて貰いました。今年から中学生の意気込みを込めて、三回ゴ~ン! 今年就職するお兄ちゃんも力強くつかせて貰いました。
和尚さんがお見送りしてくれる中(本当にこんな和尚さんは初めて)帰路につきました。
いとこの旦那が気を利かせてくれて、帰りはコバルトラインを通り、きれいな景色を楽しむことができました。
写真手前の半島の向こう側に女川の原子力発電所があるんだよ。まん中の一番奥が江島(えのしま)だよ。など全部の島の名前を教えてくれます。
江島には私の父のいとこが嫁に行っています。あの小さな島に山育ちの娘が嫁いで、いろんな苦労をしたんだろうなと、ちょっとしんみりしてしまいました。いつか行ってみようと思います。
いとこの家で一休みしてから私も家に帰りました。心がすがすがしくなった良い一日でした。
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