櫃取湿原でミズバショウを楽しむ
昨日、岩手県岩泉町の親戚におじゃましたあと、今日は岩泉町のかくれた名所、櫃取湿原(ひっとりしつげん)を見に行きました。
宮古市川井村の区界高原の近くにあります。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
8時ごろ湿原付近に到着。しかし入り口がどこか分かりません。名所のはずだが看板もなにも出ていないのです。
山の斜面は牧場になっていて岩手短角牛(たぶん)が放牧されています。牧場入り口には2台ほど無人の車が止まっていたが、牧場のゲートは閉まったまま。牧場関係者以外立ち入り禁止になっています。
がっ、よく見ると「自然観察者はここから入ってくださいと」書いた小さなゲートが。とりあえず入ってみると中に湿原の案内図が立っていた。な~んだここだったのか!
この分かりづらさは、むやみに入場する人を制限するためかな?
牧場の中の一本道を1Km程登って行くと広葉樹の森があり、そこが湿原の入り口です。
1~40の番号を書いた看板が順に立っていてその通りに歩いていかなくてはいけません。コースから外れちゃだめですよ。
湿原の中はきれいな渓流が流れており、湿った場所のいたるところにミズバショウが咲いていましたよ。
場所にもよりますが全体的にはまだ早かったようですね。つぼみもたくさん見られたので後2週間ほどは楽しめるのではないでしょうか。
これがもっと密集して大きくなっていたら見物だな~。
湿原の中はいたるところに小さな沢が流れていて、沢沿いに咲くミズバショウがいろんな姿を見せてくれています。
花を取り巻く純白の苞がまぶしいくらいだ。
葉っぱがまだ小さいので、やはりまだ早いようです。
湿原の最深部になるとハクサンシャクナゲや笹が増えてきて地面も乾燥してきたようです。
終点の40で今来た道を引き返します。往路は写真を撮り撮り1時間もかかっちゃいました。帰り道はしっかり目に焼き付けて帰りましょう。
私が帰り始めた頃、自然観察のみなさんが増えてきました。
牧場の中の道には牛君が悠然とたたずんでいます。怖かったが、そんなそぶりも見せずに歩いてゆくと、ゆっくりと道を譲ってくれました。
子牛もいるので決して挑発するようなことはしないように、知らんぷりして行きましょう。
これだけ広い範囲に湿原があり、森の中に広がっているのは見たことがありませんでした。ここを教えてくれたリアスだよりのmyoujinさん、ありがとうございました。
別の季節にも訪れてみたいですね。
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コメント
myoujinさん、素晴しい景色を見させてもらいました。
かなり広い湿原でしたがそれでも狭まってきているんですね。
本当に残しておきたい湿原です。
ミズバショウは23日には見頃になるんじゃないでしょうか。
あとは天気ですね。
投稿: 栗太郎 | 2010年5月16日 (日) 22時52分
お疲れ様でした、櫃取湿原は素晴らしかったでしょう。
栗太郎様が見られたように湿原は狭まってきているそうです。
放牧される和牛の減少にともないですが。
21世紀に残したい自然に選ばれた理由もおわかりになったと思います。
私たちは23日に近くの兜明神岳と岩神山に登りに行く予定ですが時間があれば寄ってみたいと思います。
投稿: myoujin | 2010年5月16日 (日) 21時32分