くりはら万葉祭2010 前編
昨日は栗原市一迫の片子沢地区で今年で3回目になる「くりはら万葉祭」が行われたので、午後2時頃から9時過ぎまで長時間に渡りいろんな企画、催し物を楽しんできました。
あまりに多すぎたので、二回にに分けて報告します。
(どの写真もクリックすると大きくなります)
主催は風の沢ギャラリーと市内の陶芸家の皆さんで作る「タラチネの会」です。
万葉の時代の陶芸の原点である野焼きをメインとして始まったこのお祭り、東北の伝統芸能も披露され内容も充実してきました。
近くの小学生たちも作ったいろんな作品が並んでいましたよ。
そしていよいよ野焼きの開始。作品が中央に並べられ熱い炎に包まれました。
一晩中焼かれて完成するそうです。
野焼きのとなりではピラミッドをかたどったでっかい焼き物のオブジェにも火が入れられ豪快に火を噴いています。ピラミッドじゃなく火山だなこりゃ!
さらにその前では伝統芸能も始まりましたよ。まずは登米市佐沼の八ツ鹿踊りです。
盛岡からは土淵さんさ踊りのみなさんが 、古くからのスタイルのさんさ踊りをお客さんも取り込んで楽しく踊ってくれました。
登米市石越の民謡の会のみなさんのときは会場全体が手拍子で盛り上がりましたね~。
奥州市胆沢からは鬼剣舞の皆さん。勇壮でしたよ。
そして地元栗原市出身の熊田かほりさんの琵琶の演奏。
若手琵琶奏者として日本一になった熊田さん。ごらんのとおりの美人ですし、私の高校の後輩でもあるのでいっぱい写真を撮ろうと思いましたが、演奏にひきつけられて聞き入ってしまい撮るのを忘れるほどでした。
琵琶の古風な音色にあわせて語られる昔物語は幽玄の世界に誘ってくれました。
飛んできたカマキリに話しかけるかほりチャンの図。
夜の野外ステージということもあり、照明に虫がたくさん寄ってきて演奏も大変だったと思いますが、いやな顔一つせずそれをユーモアに変えてくれました。よくできた娘さんですね~。
たまたまですが、今夜(8月29日)23:30~0:15のNHK教育テレビの「芸能花舞台」に熊田かほりさんが出演します。期待の若手の邦楽家三人の内の一人としてですが、ぜひご覧になってください。
郷土芸能の最後は栗駒の中野神楽のみなさんです。最初はゆっくりとした踊りからだんだんと激しい踊りへと移ってゆきます。
中野神楽のもう一つの見所は胴取りと呼ばれる太鼓のたたき手のみごとさ。複雑な音色を流れるようにたたき、場を盛り上げていく技は見事というしか有りません。
まだ青年なのですが、子供の頃から神楽が好きで練習を重ねてきたそうで、すでにキャリアも実力も円熟の域なのでしょうね。いいものを見せていただきました。
終わったのは9時を過ぎましたが、もう大満足で家路に着く私でありました。
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コメント
そうですか、この見事なお神楽はDさんのおっぴさんから引き継がれているんですね。
畳屋さんの息子さん、ますますうまくなっていきますね。
投稿: 栗太郎 | 2010年8月31日 (火) 07時20分
太鼓は畳屋の息子さんですね。
家の曽祖父が中野神楽で太鼓と脚本を担当してました。
投稿: D | 2010年8月30日 (月) 23時09分