遠野附馬牛の祭り「舟っこ流し」
昨年より遠野にこういう祭りがあることを知り、今年は絶対に行ってみるぞと決めていました。
昨日の16日、お盆中は腰痛に悩まされていながらも強行して行ったお祭りは!
遠野市附馬牛地区の送り盆の行事「舟っこ流し」です。
附馬牛地区の小・中学校がある場所。
薬師岳から流れてくる清流猿ヶ石川。そのままでもきれいですね。
この川で祭りは行われます。
いつもと違ってクライマックスから紹介しましょう。
夜8時ちょっと前から灯篭が流されます。
その数、数百個(詳しくは確認しませんでした)
極力灯篭以外の余計な光は出さないように大切に流されます。
あくまでもご先祖様が天国に還られることがメインです。
(私、夜のお祭りはストロボは使わないことにしています。使ったらそのお祭りではない姿になりますから。写りの悪さはご容赦くださいね)
川を下っていく灯篭。その美しさと威厳に涙が出ます。
毎年こうやってご先祖様を送り出す附馬牛のみなさんです。
いよいよ舟っこ流しが始まります。
麦わら(稲わらじゃなく麦です)で本体を造られきれいに飾られた全長3mほどの舟が二そう。
近くの徳昌寺から運ばれてきて川に浮かべられ、川は浅いので、数人の男衆に引かれてゆきます。
最初は松明の火だけでしたが・・・
コースの中ほどに来るといっきに火が点けられました。
川端で観覧中の地区のみなさんの前を通ってゆきます。
手を合わせている人たちの姿もありました。
ご先祖様お盆に来てくれてありがとうございました。また来年来てくださいね。
途中、地区の真ん中にある橋の下をくぐります。
橋の上には地区の人たちが大勢「舟っこ」を見守っていました。
炎が届きそうなくらい。
橋をくぐってまもなく舟は燃え尽きました。
お盆の終わりと夏の終わりを告げる瞬間でもあるんですね。
附馬牛地区(けっこう範囲は広いです)のみなさんと、お盆で帰省していた地区出身のみなさん総出でという感じで、他地域から来るのは私のような物好きカメラマンだけといった感じでした。
地域に根ざしたお祭りという感じがとても良かったです。
何でもかんでも地域興しに結び付けなくてもいいんです。地域の人が満足することが大切だと思います。
写真はISO6400、レンズ70~200F2.8でシャッタースピード優先の1/80秒で撮ったものです。本当に投光器など余計な光のない中です。
明るさ的にギリギリですが、お祭りの雰囲気が良く出ていると思います(自己満足)。
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