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本吉、春の青い海をずっと見ていたい

今週から来週にかけて気仙沼市本吉に通いで仕事です。

大谷海岸とか小泉海岸などの県北有数の海水浴場があった場所。震災後海辺の建物はほとんどなくなり、ただきれいな海だけが残っています。

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天気も良くて仕事なんかしてる場合じゃないが、そこはぐっと我慢して休憩タイムにパチリ。

本当に気持ちのいい風景だ。

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底まで見えるきれいな水とリアス海岸。

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向こう側は南三陸町の歌津の半島。きれいだ!

海面から15m以上はある崖の上から写真を撮っていますが、ここも2年前津波が通り抜けて行きました。

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JR気仙沼線の小金沢駅があったところ。駅舎も波で流されました。

プラットホームだけが残っています。

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岸壁のすぐ脇を通っていた気仙沼線、まっすぐな砂利が敷かれた所がその跡です。レールも流されたんだね。

この海岸もそうなんだろうけど、三陸沿岸に8~12mの堤防が延々と築かれるようです。

何のために造るんでしょうね。今回の津波は20mの高さも超えてきたんだからそんな高さじゃ意味もないし。中規模の津波を想定して・・・なんて言うんなら、沿岸地域の居住地制限とかしているんだから充分じゃないの。

ゼネコンと 国会議員のみなさんの利益のための計画じゃないのかな。

大津波が堤防で防げないんなら、堤防じゃなく避難道路とか、避難のための人口高台(自然に配慮したもの)を整備した方がコスト的にも景観的にも自然にもいいんじゃないでしょうかね~。

日本全国の川という川に洪水対策とか電力確保(現実は原子力・火力がほとんど)とか、根拠のないことを言ってダムを造り、国内の川を全てドブ川に変えた自民党とゼネコン。

それに寄生して甘い汁を吸う官僚の皆さんは、今度は津波対策という美名のもと沿岸部の住民の危機感をあおり、美しい東北の海岸線を台無しにするんでしょうかね。

今の坊ちゃん環境大臣には自然の素晴らしさもそれがどんなに人々に利益を与えてくれているかもわからないんでしょうね。

わざと判らない人を環境大臣に任命したのは総理大臣の計算の上のことなのでしょうね。

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この美しい風景を直接陸から見ることができなくなるなんて・・・

ダムができても川の環境には影響ありませんとか、長良川河口堰や有明海の干拓とか、自然には影響ありませんよなんて言っていた自民党の話はみんなウソでしたよね。

沿岸部のみなさん、できてからでは遅いんです。

少なくともそんな堤防ができたら私は海を見に行こうとは思いません。

観光客が一人減りますね。

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コメント

真珠のピアスさん、コメントありがとうございます。

岩手県の田老町の沿岸には当時の防災技術の粋を集めたといわれた高さ10mの防波堤がありましたが、大津波はそれを軽々と越えて多くの人を飲み込みました。

堤防があるから安心だと逃げなかった人もいるようです。

何が腹立つかと言えば、そういう事実を政府は知っておきながら、平然と無益な堤防を造りましょうと言っているところです。

マスコミも全然そんなことは問題にせず、いつまでも当時の悲劇だけを追いかけていることです。

もう未来は始まっているんです。

投稿: 栗太郎 | 2013年3月17日 (日) 20時41分

こんにちは。お久しぶりです。

防波堤のことは同感です。防波堤が海沿いにずーっと造られるそうですね。景観は悪くなるし、2年前だって防波堤のせいで津波が来たのがわからず、亡くなった方が多いと聞きました。

住民の方々はしっかりと意見を伝えた方がよろしいかと。同じ過ちが起きてはいけません。

投稿: 真珠のピアス | 2013年3月17日 (日) 16時53分

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