週末になると悪天候になる気がしてしょうがないのですが・・・
今日の栗駒も未明に一雨あり、5時に起きて朝ランをする頃は上がっていましたが、午後からは本格的に降り出すとか。
こんな日は室内で文化的見聞を深めましょうと山形市に行ってきました。

旧山形県庁舎「文翔館」で行われています、高山文夫(こうやまふみお)先生の写真展、
「蔵王の四季」です。
鳥海山を専門に撮ってこられた先生が、今回は郷土の山でもあります蔵王を撮りました。
高山先生は私の写真の目標であり心の師です。そのため先生と呼ばせてもらっています。

文翔館は二度目ですが、明治時代に建てられ変わらない威厳のある美しさを持った建物ですね。

内部も使い込まれたレトロな雰囲気です。
今は旧県庁として見学路などもある一方で、ギャラリーや集会室、喫茶店なども開設され、山形市民の皆さんに活用されているようです。

入り口前に飾られていた写真です。
展示室内の写真はさすがに写真家のマナーとして撮らせてもらうわけにはゆきませんので、外に置かれていた写真で雰囲気を味わってください。
樹氷と青空と雲と太陽。冬の蔵王そのものですね。
冬をはじめとした季節の風景がA2サイズからA0ほどの大きなものまで飾られていました。
迫力と切り取り方が違いますね~!

今回の写真展のもう一つの見どころは、蔵王連峰に咲く花々の写真です。
しかし蔵王にあたくさんの種類の花が咲くんですね~。
写真はコマクサです。山の楽しさが広がります。

今回の写真展は高山先生が今月出版した蔵王に咲く花のガイドブック「蔵王花心」を記念して開催された写真展でもあります。
この花が蔵王のどこに・いつ咲いていたかの記録も載っています。
似ている花の見分け方までも・・・
花を目当てに登山する人には貴重なデータが載った本になりますね。
ちょうどお客さんが途絶えた時間、展示室内のソファーに先生と座りながら、ひとつひとつの写真をどう撮ったか教えてもらいました。
気さくで丁寧に教えてくれる先生。
早くも次回作に期待してしまいます。
写真展は5月13日(月)まで、山形市役所隣りの文翔館で開催されています。
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