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栗駒山表掛(御沢)コース登山 その1

いよいよ昨日登ってきました栗駒山の表掛コースの登山行です。

岩手宮城内陸地震から5年後の今年の8月にコースが再開されました。

私も高校1年の時の野外授業以来37年ぶりに登ります。どんな風景が見えるか期待でわくわくです。

ですが、私が登って行ったあとにこのコースを降りてきた仙台の親子3人組が遭難する騒ぎが有りました。

3人とも無事で何よりでしたね。御沢の途中で一夜を過ごされてさぞ寒かったことでしょう。

このコース下りでも5時間はかかると見てください。お昼過ぎて頂上を立ったら明るいうちに下山できなくなります。

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朝6時40分、旧いこいの村の下にある県道わきにある登山口よりスタート。

広葉樹の森の中へと入って行きます。

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ブナや朴、トチなどの林で森林浴を楽しみます。

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苔むした倒木が行く手をさえぎったりもしてますが触れずに脇を通りましょうね。

苔をじっくり見てみるとブナの芽が出ていたりしますよ。

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ほとんど登りのない森の中を木々を楽しみながら1時間。

御沢に到着です。

ちょっと硫黄の匂いがしますよ。

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高校の時に登った時の記憶はほとんどないが、御沢ってこんなに広かったっけ!

と、まず驚く。

沢の流れを何度も石を飛び越えながら登って行ったのが楽しかった記憶が有りました。

がっ!この年となっては飛ぶなんてことはできず、沢に落ちないことを考えてゆっくり登るだけです。

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石飛八里といわれるだけあって直径1mを超える石がごろごろ。

手も使って三点支持でないと登れないところもあるので、すべり止め付きの手袋は必携です。

距離としては1km少しだが登りきるのに2時間はかかる。

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沢沿いにある変化に富んだ風景がこのコースのたのしみなんですね。

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水はあくまでも澄んでいて冷たい。

何度も立ち止まってはのどを潤しました。

甘い感じのする水でした。

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いきなり河原に大きな三角の岩。

昔の登山用テントみたいです。

だいたいこの辺で沢の中間点ぐらいかな。

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面白い風景もあれば、内陸地震の傷跡と思われる斜面が崩れた跡もあちこちで見られました。

土砂に足をとられたり、落石があったりするので近づかないように。

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御沢から山頂が見えるところで沢が分岐しています。

右側の大日沢にはトラロープが張られ通行止めとなっています。登山道も無いので入らないように。

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左の沢沿いに登って行きますがこの辺から急傾斜。

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沢が倒木等の障害物で通れないところもありヤブの中を高巻く所もあり。

私が感じたことですが、この辺からコースの案内が判りにくくなっているようです。

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ハシゴ滝といわれる場所では急斜面をほとんどロープだけで登る部分もありました。

自分の体重にリュックの重さも入れて、ある程度腕力がないと登れませんね。

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ここは7月頃まで雪渓になっている沢です。

ここにも高巻く所があるはずなんですが、私をはじめ後から登ってきた人数人もその入り口が判らず、沢を登り奥に見えるすべりやすい急斜面を何とか登って先に進んでいました。

危険ですね。

何とか進路表示を明確にしてほしいものです。

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まあでもここから見る景色は美しかった。

これから登る御室の上に見える岩の連なりが新鮮な風景でした。

・・・・・つづく


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コメント

もんもん文字君、御沢コース楽しかったですよ。

沢登りが続くコースは息子さんにとっては新鮮で変化に富んでいて、大丈夫だと思いますよ。

問題はロープで登る急坂ですね。
二人いっしょには登れないので登り方を教えてあとは本人の判断に任せるしかないのでしょうね。

コース案内は初めて登る人にも判りやい用に改善してほしいですね。
特にこのコースを下ってくる人には判りずらかったようです。
遭難した人たちも下りでしたからね。

投稿: 栗太郎 | 2013年10月21日 (月) 21時51分

栗太郎さん、ご無事に下山されて安心しました。
御沢(表掛け)は地震と大雨による災害で、上級者向けになってしまったんですね。
今年中に小学生の息子と行きたいと考えていますが、難しいかなぁ。
遭難の件があったからか、田園観光課が表示板を設置するなどさっそく対策しているみたいです。

投稿: もんもん文字君 | 2013年10月20日 (日) 23時27分

sogatchさん、こんばんは。

栗駒山登山道を一周して5時間38分ってすごいですね
ただ歩いて登るだけでもつらいのに。
普段からハードなトレーニングを積んでいるんでしょうね。

春スキーも楽しそうです。普段は入れないところにも行けますからね。

東北の山々を走り回っているんですか?
いつかまた山でお会いしたいですね。

投稿: 栗太郎 | 2013年10月17日 (木) 21時47分

栗太郎さん、思い出しました!
一応、トレランしてるつもりです~苦笑

実は御室あたりでは道を探して時間かかってしまいました。
須川コースは大渋滞だし、そういうロスがなければ5時間ちょいくらいのコースでした。実際は5時間38分。
こういう時間的余裕ができるのがトレランの利点と考えています。
とはいえ、かなり軽装なので、遭難したら夜はやばいですけど、、、、

今度、栗駒を訪れるのは、春スキーです。
また訪問させて頂きます。

投稿: sogatch | 2013年10月17日 (木) 19時05分

おお~sogatchさんでしたかw(゚o゚)w
ちょっとお話しさせてもらいました。

sogatchさんが表掛の御室から御沢に下りてくる途中、登山口の駐車場で会われた方と話しをしていましたが。
その方の横にいた者です。

sogatciさんのたどってきたコースの長さと速さに驚かされましたよ。

トレイルランをされているんでしょうか。
私は写真が趣味でして。
いろんな楽しみ方があり、やはり山はいいですね。

投稿: 栗太郎 | 2013年10月16日 (水) 21時57分

はじめまして。
私は同日、裏掛~自然観察路~須川コース~表掛コースでした。
もしかしたら、どこかでスライドしたか、お話してるかもしれません。
11時過ぎくらいに表掛コースを下り始めました。
初めてのコースで、道を探しながらの下山でした。中級コースのようですが、どうみても上級。本当にもう少し経路を明確にして欲しいですね。昨年も遭難騒ぎあったみたいだし。

宮城の登山道でも難易度高いですね。

投稿: sogatch | 2013年10月16日 (水) 20時27分

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