郷土の詩人・白鳥省吾の本
先週末、一冊の本をいただきました。
「詩人・白鳥省吾」 佐藤吉一評論集です。
詩人の白鳥省吾(しろとりせいご)は栗原市築館出身の戦前戦後に活躍した「民衆派詩人」です。
著者の佐藤吉一さんは白鳥省吾の研究の第一人者で栗原市栗駒在住の方です。
それもそのはず、佐藤さんは私が所属する写真倶楽部「駒美会」のメンバーでもあります。
佐藤さんが白鳥省吾の研究をされていたことは知っていましたが、今回その研究の集大成を発刊されました。
一ページ二段にわたってびっしりと、655ページにわたる力作という簡単な言葉では表せないすごい重みをもった本です。
白鳥省吾の生い立ちから、詩人としての始まり、戦後の反戦詩の時代など事細かく書かれています。
一方で、地元はもとより日本各地の小・中学校の校歌の作詞も手掛けられたこともまで紹介されています。
我が町栗駒でも旧岩ヶ崎小学校。旧尾松小学校、旧文字小学校の校歌もてがけていたんですね。
本の帯にはこう書かれていました。
佐藤さんは日本全国を渡り歩き白鳥省吾の詩碑や記念碑を調査しておられ、行く先々の写真をみせてくれましたね。
調べつくして今回の発刊に至りました。
今回は500部を自費出版。
ご家族のご理解やご協力のもと、人生の目標の一つを成し遂げられたことは素晴らしいことですよね。
さて、これからは何を目指すか楽しみにしています。
本の中から、省吾が生まれたばかりの次女園枝さんにあてた詩が印象的でしたので紹介します。
(吉一さん、すみません、ちょっと引用させていただきます)
子どもを持った男親の、子どもに対するいとおしさが素直にでていますよね。
娘さんの園枝さんは、後に千昌夫の「星影のワルツ」の作詞者となっています。
佐藤さん貴重な本を私にまでいただき、ありがとうございました。
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