湯浜温泉から千年クロベへ その3
26日の千年クロベ登山紀行も最終回。
たいして遠い道のりではないのですが、お伝えしたいことがたくさんあり長くなりました。
今日はいよいよ千年クロベとの出会いです。
古道の森コースから千年クロベへの道に入り、すぐにコンクリートでできた橋に出合います。
そうなんです、かつては花山の温湯温泉からここまで、くねくねと林道が通っていたのです。
岩手・宮城内陸地震でズタズタに寸断されるまではね。
さらに行くと・・・
6年前の内陸地震の時に取り残された軽トラックが残っていました。
まだナンバープレートも付いたままです。
大雪の積もる冬もここで一人でいたんだな。
がんばったな!
せめてここに来たときは声をかけてあげるからね。
クロベの木があちこちに見え始め、左手にひときわ大きいクロベの木があるなと思ったところに・・・
そちらに歩を進めると先ほどの大きなクロベの木。
しかし目指す千年クロベはさらにその奥に40mほど入ったところにありました!
その姿です!
M氏と比べていただくとよくわかります。
幹回り10m、推定樹齢1000年。納得です。
幹の中心部は落雷のせいか(M氏の分析による)大きく裂けているものの,太い枝や常緑の葉を見事に茂らせています。
神々しくもある千年クロベ。
来た甲斐がありました。
昼食をとりながら大休止。
帰りに林道に戻ると、前方には虚空蔵山が見え、東側には先日山腹を横切って行った大地森が間近に見えました。
まぎれもなく栗駒山の一部なんですね。
いろんな顔を持つ栗駒山。ますます好きになりました。
その栗駒山では、本日登山口の一ついわかがみ平まで初雪が降ったそうです。
明日は晴れそうなので、雪を頂いた姿を紹介できるといいね。
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コメント
Naoさん、こんにちは。
内陸地震以来、周辺の状況に関してはたくさん耳にしているのですが、千年クロベは今回が初訪問でした。
実際に見て感じないとブログは書けないなと改めて思いました。
私もまだまだ歩いたことのないコースがありますので、春になったらまた登りますよ。
ちなみに雑誌「リラク」11月号には栗駒山裏掛コースの登山行が載っていました。
行ってみたいなあ~。
投稿: 栗太郎 | 2014年10月30日 (木) 06時06分
こんにちは。
千年クロベ、ステキですね~
歩いて行く道もお天気も最高で、綺麗な写真にうっとりです。
あの軽トラってそんな訳があったんですね!!知らなかった~
他の方のレポで見たことあったんですが、
それであんなところにいたんですね。
謎が解けました!!
さすがに栗太郎さんはあの辺のことは何でも知ってますね。
ひとつ勉強になりました。
もう雪の季節になってしまったので、来年絶対クロベに会いに行きたいです♪
またまた素敵情報ありがとうございます。
投稿: Nao | 2014年10月29日 (水) 09時47分