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イワナ養魚場の火事

26日月曜日の朝、まだ夜も開けない時間に、栗駒山の山麓耕英地区にある日本で最初にイワナの養殖に成功した数又養魚場さんの食堂店舗「岩魚の館」が全焼してしまいました。

幸い母屋は焼けずに数又さんご夫妻は無事だったようですが、運命は何度数又さんに試練を与えるのかと悲しくなります。

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ついこの前まであった「岩魚の館」です。

養殖を始めたお父さんの時代から岩魚料理を出してくれたお店です。

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槇ストーブもある落ち着いた店内が良かったですよ。

2008年の岩手・宮城内陸地震では養魚場の施設が壊れ、数ヶ月も自宅には立ち入ることができなくなりイワナも全滅に近い状態になりました。

やっとイワナの数も戻ってきたなと思っていたら、2011年の東日本大震災の原発事故で放射能の風評被害でお客さんが激減。

もう一軒あった養魚場さんがやむなく廃業する中、数又さんはなんとか耐えました。

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3年ほど前からは他の山麓の食堂と共同でイワナ丼を名物にしようと奮闘。

数又さん先頭に立ち開催する「イワナ祭り」も秋の名物になり、

初夏から秋の山のシーズンには、休日のお昼は多くのお客さんが訪れるまでに復活してきた矢先だったのに・・・

数又さん、どんなにか気落ちしていることでしょう。

でも、また復活してくれることを信じています。




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