登山

大土ヶ森への道

先月、栗駒山の表掛コースでお会いして以来当ブログを読んでいただいてますsogatchさんより、栗駒山の南東にそびえる「大土ヶ森に登りたいのだが登山口までの道が判らない」という問い合わせがありました。

自宅から車で15分もかからない所ですので、ちょっくら行って写真を撮ってきましょう。

本日、紅葉をめでながら私も久しぶりに大土ヶ森の登山口に行ってきました。

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国道457号の旧鶯沢町細倉の十字路を細倉マインパーク側へ曲がり県道180に入ります。

マインパークを左手に見ながらほどなく丘を超えると旧栗駒町の文字地区。

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丘を下っていくと間もなく(丘のピークから1km弱かな)左前方に大土ヶ森の紅葉した姿が目に入りました。

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文字放森(はなれもり)地区の集落です。

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放森地区に入る交差点です。

大土ヶ森の案内は無かったです

ここさえ間違わなければ後は大丈夫。

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集落内の細い道をず~っとまいります。

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県道を入って600mほど。

旧大土森鉱山の名残でしょうか、道路の両脇に門柱が立っています。

この辺には細倉鉱山の関連でかつて鉱山がありました。

多くの住民も住み、小学校まであったそうです。

今は森になっています。

そんな昔に思いをはせつつ、門柱の間を通って先を進むと・・・

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間もなく舗装道路が終わり砂利道に。

こんな小さな隧道もありますよ。県道から1.5km付近です。

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鉄板敷きの橋も何か所かありますよ。

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県道から2.5km付近で旧細倉鉱山からの道と合流。

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この交差点右にやっと大土ヶ森登山道の案内板が。

細倉側の道から見えるようになっているんですね。

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合流点からは看板通り1kmで登山口到着。

登山口は紅葉が始まっていますがまだピークには間がありますね。

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木の板に書かれた案内板。

ここからの登山コースは中央コースと渓流コースの二つ。

渓流コースには、大木の根っこが大きな岩を抱きかかえている「子産婦岩」(こんぶいわ)という名所がありますし、中央コースは森林浴が楽しめます。

両コースは中腹で合流しています。

登山に関しては私のブログのバックナンバーをご参照ください。

大土ヶ森登山記 ←クリック

ぜひこの放森からの道にも県道からの入り口などに案内板を設置してほしいですね。

市の田園観光課さんよろしくお願いします。

しかしsogatchさん。10日の栗原市民マラソンで10kmを走った後に、低いとはいえ大土ヶ森にも登ろうとは・・・タフですねすごいですよ!

市民マラソンでお会いできることを楽しみにしています。

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五葉山といえば

昨日登って来ました五葉山。

まだまだ紹介したいものがたくさんあります。

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三合目にあります「賽の河原」。

北上山地ですから火山活動でできた山で硫黄がガスが発生している訳ではないのですが、ここだけ木が生えずに岩と砂交じりの土でできています。不思議ですね~。

絶好の休憩地になっていますよ。

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昨日もお伝えしましたハクサンシャクナゲ。

やっぱり足を止めて写真を撮りたくなりますね。

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9合目の山小屋のすぐ脇にあります湧き水。

この日も暑かったので皆さん冷たい水でのどをうるおします。

これがまたうまいんだな~。

参加者のお一人からの差し入れのトマトとキュウリも、さっと洗って丸かじり。美味しかったあ~。ごちそうさまでした。

帰り道にのぞいてみると、たくさんの缶ビールと缶チューハイが冷されていましたよ。

今晩小屋に泊まる人が飲むんだね~。うらやましい。

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この日の驚きニュース。

なんとこのおばあちゃん86歳だそうです。すごい~!

われわれでも息を切らして登ってきたのに、おばあちゃんは笑顔で元気に頂上まで登ってきましたよ。本当にすごいものですね。

話を聞くと、今日は自分の娘から3歳のひ孫まで引き連れて登ってきたとか。

大船渡市在住の方でやはり自宅は津波で流されたそうです。

そんな苦難の中、地元の山に登って復興を期す、なんと前向きな皆さんでしょうか。

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そして下山途中、出ましたよ、いましたよ。

鹿君です。しかも鹿の子模様がまだくっきりしている小鹿です。

6合目で出会って4合目まで、つかず離れず私たちについてきました。

この子一頭だけでしたが、私たちに遊んでもらいたかったんでしょうか、愛嬌のある顔で何度もこちらを見ながらついてきましたよ。やっぱり子供はめんこいですねえ。

北上山地には鹿が多く、あちこちで会えます。こちらが何もしなければ襲ってくることはないと思いますが、でもちょっと怖いですよね。

知らん振りして通り過ぎましょう。

一緒に登っていただいたmyoujinさんはじめ大船渡市、住田町の皆さん本当に楽しい時間をありがとうございました。

いつもの単独登山では味わえない楽しさを体験させてもらいました。

いろんな思い出ができた五葉山。何度登っても新しい出会いと発見がある山です。

また来ます。

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五葉山へ慰霊登山

このブログにもコメントをいただく大船渡市在住のmyoujinさん。

震災の大津波でご自宅をなくされ、現在は仮設住宅にお住まいです。

そのmyoujinさんから、「今度登山仲間と震災で亡くなられた方の慰霊と復興の願いを込めた五葉山登山をするんだけどいっしょにどうですか」と誘われました。

震災があったことで私も今年はまだ登山をする気になれずにいましたが、この登山を機に気持ちを新たにしようと、「ぜひ参加させてほしい」と返事をし、本日登ってきました。

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岩手県の沿岸部、大船渡市・釜石市・住田町にまたがる五葉山(1341m)。

自宅からは車で2時間ちょっとかかるので今日も4時起き。

いつも通る室根高原牧場から五葉山の姿を確認。右が五葉山、左は隣りに寄り添う愛染山です。天気も良さそうだ。

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登山口の赤坂峠を出発。

私もお会いしたことのある登山仲間の皆さんに、地元新聞社の方も同行して出発します。

震災後、かなり気落ちされ沈んでいたmyoujinさん。友人、知人を亡くされた上にご自宅まで・・・ 。ショックだったでしょう。体重も10Kgも減ったとか。

でも今日はだいぶ元気を取り戻され、暑さを吹き飛ばそうとオヤジギャグを連発。おかげでずいぶん涼しく感じましたよ(笑)。

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五葉山名物、4合目にあります畳石です。私も3年ぶりの登山でなつかしいね。

ここから急な森の中の道へと入ってゆきます。

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そしてもうひとつの名物は、花の百名山に選ばれているハクサンシャクナゲ。

今が見ごろですね。7合目あたりからあちこちに咲いているのがみられます。

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頂上にて、犠牲になられた皆さんに対し全員で海に向かい黙祷をささげました。

頂上付近はひざ丈ほどの低い笹に覆われた緩やかな稜線がずっと続いています。左向こうの山の先端は黒岩です。あそこまで歩いてゆけますが今日は途中の五葉神社まで。

そこでお昼をとることにしました。

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神社に行く途中にもハクサンシャクナゲはいたるところに咲いていましたよ。

白とピンクの2種類あります。

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五葉神社からは大船渡の街がよく見えました。

参加された皆さんのほとんどは大船渡在住か職場が大船渡の人ばかり。

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話しをうかがうと、皆さん親類・友人・同僚など多くの方を亡くされていました。

街の方向を指差しながらどんな心境でいられるのかなと思うと、かける言葉も浮かびません。

でも、今日の登山を機に新たに前進するきっかけになられたのではと思います。

私もご一緒できて本当に良かったです。

これからは、なんのわだかまりもなく登山できそうです。

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残雪多し栗駒山

昨日は朝のうち天気が良かったですね。

先月28日に栗駒山の宮城県側の登山口、いわかがみ平への道が開通していたので、遅ればせながら様子をうかがいに行ってきました。

 

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途中、ところどころにまだこれだけの雪の壁があります。

正面の山は東栗駒山のピーク。まだまだ雪が多いなぁ~。

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9時半頃いわかがみ平らの駐車場に到着。

身支度をととのえて山頂へと雪を踏みしめて登り始める登山者が数人。

スノーボードを背負っていく人もいますね。この時期にしかできない滑りが目的の方でしょうか。登るのは大変ですが楽しんできてください。

あっという間に下りてしまい、もったいなかったな~と思うかもしれませんね。

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山頂方向を見上げれば、すでに登り始めている登山者数組。

残雪の上が一番歩きやすく、滑らないようにさえ気をつければ、夏山のように登山道だけを歩くのではなく自由に登っていけます。

でも雪がしっかりしているうちだけなので、そろそろやめときましょうね。

それにしても今年は残雪が多いですね~。いつもなら、いわかがみ平付近ではそろそろミネコザクラが花を咲かせる準備をしているのですが、今年はまったく雪の中。

15日の日曜日には山開きも行われますが、今年は登山道を登れない山開きになりそうです。

震災の影響で山開きも登山の安全を祈願する神事だけになるそうで、例年行われていますお駒詣では今年は中止だそうです。

今年は山の上から太平洋に向かって震災で犠牲になった方のご冥福を祈るおごそかな登山でいいですよね。

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虎毛山の非難小屋が・・・

今朝の河北新報に残念な記事が載っていました。

今年の7月に私も登ってきた秋田県湯沢市にある栗駒国定公園内の虎毛山(1433m)の山頂にある非難小屋が強風で大きく破損してしまい使用禁止になってしまったということです。

 (どの写真もクリックすると大きくなります)

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(河北新報社さんすみません、写真だけの転用お許しください。)

何であのりっぱな非難小屋が・・・・・と、もうビックリしました。

強風で建物が揺さぶられトタン屋根は吹き飛ばされ、外壁のみならず内壁まではがし取られたそうです。

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何年も風雪に絶えてきただろうあの非難小屋。

強固な建物に見えたのですが、よっぽどの強風が吹いたのでしょう。もしかしたら竜巻のような風か・・・。

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これが引き剥がされるなんて考えられないですね。

どれだけの風が吹いたのかという解析と、他の小屋も含めた対策が必要ですね。

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内側だってこんなにりっぱできれいだったのに。

あの姿で冬を越すとなるとさらに破損箇所が広がりそうです。

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雲上の湿原で有名な虎毛山。小屋に泊まって湿原越しに朝日を楽しむ方も多かったと思います。

早期復活を願います。

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栗駒山の紅葉情報 2010 その1

写真クラブの仲間もんもん文字君から、「栗駒山の紅葉が始まりましたよ~、2日(土)・3日(日)は連日撮影に行きますね~」と連絡が有り。

ええ~もう始まったの・・・と、猛暑が最近まで続いていたので10月10日前後でしょうとたかをくくっていた私。

栗駒山中腹に在住の写真クラブ会長にも昨日確認したら、東栗駒山あたりまで染まってきてるね~なんて答えが返ってきました。

こんな情報を聞いたら落ち着いてはいられません! しかし今日も仕事の私、天気がいいので朝早く、遠くから紅葉の様子を確認するしかありませんでした

 (どの写真もクリックすると大きくなります)

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いつもの深山牧場へ。

出勤前の朝6時20分過ぎ。今日はいい天気でしたね

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さて紅葉の状況は?

写真左のピークが栗駒山山頂(1627m)。右のちょっと低いピークが東栗駒山(1434m)です。ちょうどその間辺りまで紅葉が始まっていますね。

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これは栗駒山頂上と、その直下の切れ込んだ斜面です。

色の濃さがまだ薄いことから見て、色付きの早い木々がまず赤く染まったかな・・・、と言った感じ。まだまだこれからですよと言ったところかな・・・(と思わなきゃ仕事に行けない)。

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栗駒山山頂から西側を見て。中央から左の小さなピークが虚空蔵山(1409m)です。今年はここから撮ろうと思っています。

来週末しかチャンスがないので、その時に撮れるベストショットを自分の技術と感性で撮るしかないですね。

 

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虎毛山、雲上の湿原へ 後編

昨日登ってきました秋田県湯沢市にある虎毛山(1432m)。昨日は頂上までの登りをお伝えしましたが、いよいよ今日は雲上のオアシスの紹介です。

 (どの写真もクリックすると大きくなります)

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頂上で軽く腹ごしらえをした後、南東に伸びる木道をたどって100mもしないうちに緑の草原と草の間にたたずむ池塘が目に飛び込んできた。

う~ん、いいねえ~。きもちのいい湿原だ~。

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青空もまずまず見られ、陽も射してくるが暑いほどではなく、山頂を駆け抜ける風が心地よく、登りでかいたたっぷりの汗を乾かしてくれます。苦労して登った甲斐があったな~。

池塘はこのほかに小さいのが離れたところに数個ある程度で、もっとたくさん有るのかなと想っていたのでちょっと拍子抜け。

水源は、狭い頂上に降る雨と雪だけなので、あるだけでも貴重なんだろうね。

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池の回りや草原には群生とまではいかないけれどいろんな花が咲いていましたよ。木道から外れないように注意して撮影。

ちょっと見えにくいけど池のそばに咲くイワイチョウです。 

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草原の中にはチングルマやイワカガミが草に埋もれるように咲いています。

ブッシュがあると想ったらウラジロヨウラクで、サラサドウダンは終わったようだな。

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そして池塘の周囲では湿地を好むワタスゲが今を盛りに咲いていました。(拡大した方がいいかも)

周囲の山々といっしょに撮れたらどれだけ良かっただろうなと、モヤと雲で展望のよくない空がうらめしいね。

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頂上から南東側に伸びる木道は池塘から200mほどで途切れているが、草原はさらに続いています。

平らな稜線を見せているのは、鬼首の北側に屏風のような山容を誇る須金岳だな。

その奥には去年の秋に登った禿(かむろ)岳や、スキー場の山々も見えます。

本当に気持のいい草原を独り占めなのでもっとゆっくりしたかったのですが、北東の栗駒山の方にはなにやら黒い雲がかかり、雷の音も聞こえてきます。

まずいな、早めに降りた方がいいかな。ということで、1時間10分ほどの滞在で山頂を後にしました。

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途中、北方にある高松岳が見えます。中央の一番高い山です。

高松分岐点から延々と続く尾根沿いの高松岳への縦走路も、左端から中央にかけてよく見えました。5時間かかるそうですが、ずいぶん遠く見えました。

ここで今日唯一の私以外の登山者とすれ違います。30代ぐらいの男性一人。あいさつを交わしただけですれ違います。

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分岐点も過ぎて、森の中の急な下りに入るとギンリョウソウが固まって咲いていました。何度見ても不思議な花だねえ。

急な下りは急いで降りるとヒザに負担がきて、私の場合痛みが出てくるので、大またにならないようにゆっくりと下ります。

駐車場までちょうど2時間で到着。

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それにしても下界は暑かった。ここも28℃はあったんじゃないかな。頂上で乾いた汗も再び全身びっしょりになるほど。

シャツを脱いで、タオルをきれいで冷たい沢の水でぬらし、ぎっちり絞って体の汗を拭くと「気持ちいい~」生き返った気分だ。

しっかり全身を拭いて乾いた服に着替えてから帰路に着きました。

頂上の展望がいまいちだったので、次回は天気の良い秋にでも登り、周囲の山々の紅葉を見るのもいいんじゃないかな~。

が、あの急な登りはちょっとつらいな。体力をつけておかないとな。非難小屋で一泊し朝日を見るのもいいかも・・・。などと、車中では次回の登山を思案する私でありました。 

 

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虎毛山、雲上の湿原へ 前編

栗駒山の周辺にあって、雲上のオアシスと形容される湿原を持つ、秋田県湯沢市秋ノ宮の奥に位置する「虎毛山」(とらげやま 1432m)に登って来ました。

梅雨の時期、天気予報にマークが輝く今日、満を持して行ってきましたよ。

道中長いので前編・後編に分けました。後編は明日アップします。(とても1日では書けません)

 (どの写真もクリックすると大きくなります)

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自宅4時半出発。花山から鬼首に抜ける裏道を通り国道108号に抜け秋田県境を過ぎて間もなく、虎毛山入り口の看板を目印に左折します。

赤倉沢沿いの最終駐車地点に車を停めます。

先客が一人いるのかなと思いましたが、どうやら釣り人のようでした。

赤倉沢は点々と砂防ダムがあるものの、澄んだ水が流れる渓流です。渓流美を見るだけでも来た甲斐がありました。

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登山開始6時35分。沢を左に見る沢沿いの道。雑草に降りた朝露でズボンがびっしょり塗れましたが今日は気温がかなり高くなる予報、気にしないで前に進みましょう。

25分ほどで赤倉沢を渡る徒渉点着。

まん中が壊れて傾いている橋を滑らないように渡り、いよいよここから本格的な登りに入ります。

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ごらんの通りの森の中、高度により生えている木は変わりますが、終始涼しく登れましたが・・・・・。

高松岳分岐までの距離1.9Kmの間に高度差600mもあるという、「超」急な登山道を延々と登って行きます。

涼しいけど汗はダラダラ

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夫婦桧、ブナ林などをあえぎながら過ぎ、何とか高松岳分岐点へ到着。8時40分。

ここでアクエリアス500mlが空になる。

高松岳にはここから稜線をたどって11.5Kmあるそうですが、その道は現在通行止めになっているようです。震災の影響かな?

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分岐を過ぎてやっと虎毛山の山容を眺めることができました。が、写真のピークは頂上ではなくその先にあるようです。

この辺ヤセ尾根が続くので注意。

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やっと頂上すぐ手前の非難小屋到着です。

一部二階建てになっていて20名収容とか。

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小屋の中はきれいに整理と掃除がされていて私も停まってみたいなという気になりますね。

利用したみなさんが都度掃除していくんでしょう。この気持は守って行きたいものです。

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小屋から10mほどで頂上です。 9時25分着。登山開始から2時間50分でした。

いやはや疲れましたと同時に腹減った~。

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待望の雲上の湿原の散策を前に腹ごしらえを・・・。

母が前日漬けておいてくれた、きゅうりの一本漬け(浅漬け)。これがまた汗をかいて塩分を欲する体にちょうどよく美味しい~。母さんありがとうね!

後はコンビにおにぎりと、凍らせて持って来て程よく融けたペットボトルの水です。これだけでも美味しいですよ。

周囲の山々は梅雨時の湿度の高いモヤがかかったようではっきり見えませんが、見えている山名を地図を見ながら当てはめていくのも楽しいものです。おにぎりをほおばりながらしばし楽しみました。

残念ながら栗駒山は雲に隠れていましたけどね。

さて、メインの雲上の湿原は明日の後編で紹介します。

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原台山の手作り山開きを楽しむ

本日は陸前高田市の最高峰、原台山(894m)の山開きがありました。

今回が初登山の姪っ子(小5)を連れて参加させてもらいました。今回の登山を誘っていただきましたブログ友だちリアスだよりのmyoujinさんにすっかりお世話になってしまい恐縮しっぱなしです。

(どの写真もクリックすると大きくなります)

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朝5時に起床。寝起きの悪い姪っ子ナナを何とか揺り起こし、朝食と身支度を済ませて6時10分に自宅を出発。4時おきで弁当を作ってくれたばあちゃんに感謝。

今日の朝は雲ひとつ無いいい天気。室根山北斜面の牧場から今日登る原台山がクッキリと見えましたよ、ナナは助手席で熟睡中。もったいないね~こんな良い景色を見られないなんて。

起こして登山に影響があったら大変だしとそのまんまにして通って行きます。

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陸前高田市生出地区の生出小学校下にある多目的集会センターで9時から開会式と準備体操が行われた後登山です。

myoujinさんには最初から最後まで私たち二人に付き添っていただきました。登山初回のナナには登山のアドバイスからおやつまでいただいて・・・。

体力の無いナナは地元の小学生のみんなには軽く置いていかれ、友達を作る機会も有りません。

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登山道からも良い天気のなか、目にしみるほどの新緑が映える、美しい山村の風景を見させてもらいました。私はこれだけでも満足でしたね~。

7合目から生出地区越に氷上山方面を望んだ場面です。

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こちらは頂上から一関大東町を見下ろしてみます。

遠くには焼石連峰もかすかにみえましたよ。

私たちが頂上に着いた頃には100名前後の方たちが休憩中です。

その中で地元生出のみなさんが用意した、紅白のお餅が配られました。昨日地区のみなさん自らが餅をついて作ってくれたそうです

山開きは地元の皆さんの手作りで運営、開催されています。派手な演出や催し物などはありませんが、みんなで今年も山に登れる喜びを分かち合いましょうという気持がしみじみ感じられる本来の山開きですね。

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頂上の原っぱではミヤマアズマギクがまばらに咲いていました。かつては頂上に群生していたそうですが。今では本当にポツンポツンと咲く程度です。

普段はそんなに人が入り込むとは思えない山なので、自然環境の変化が原因でしょうかね~残念です

今回の山開きを主催された、生出地区コミュニティ推進協議会の佐々木会長さんをはじめ、菅野事務局長さんには地区の詳しい話をご自身が撮られたすばらしい写真を見せてもらいながら聞かせていただきました。生出地区が益々好きになりましたよ。ありがとうございました。

そしてmyoujinさん、本当はもっとやりたいことがあったのでしょうが、世話のやける私たちに終始付きあっていただきありがとうございました。

多くのみなさんがmyoujinさんのことをご存知で、そして誰にでも気軽に声をかけられる姿を見て、私もこうあらねばと思ったしだいです。

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栗駒山の山開きに感無量

二年前の震災以来、登山できなくなっていた宮城県側からの栗駒山。

今日、栗駒山の山開きが二年ぶりに行われ、待ち待った登山が再開再開されました。本当にこの時を待っていましたよ

 (どの写真もクリックすると大きくなります)

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9時半から、いわかがみ平のレストハウス(ここは秋に再開予定とか)前で、今年1年の登山の安全をみんなで祈る神事が行われました。

多くの登山客で駐車場も満杯状態。やっぱりみんな再開がうれしいんですよね

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いよいよ登山開始。登山客がずっとつながっていますね。登山道と山頂の風景を懐かしく感じましたよ。

心配された天気も下界は雲で見えないものの、上の方はこの通り。

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この風景が見たかった!宮城県側の頂上直下は切り立った急斜面になっていて夏の緑、秋の紅葉が美しく見えるんだなあ~。

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もうすぐ頂上のところに雪渓があるのですが、そこに来たとたん強風がものすごい。しっかり踏ん張っていないと飛ばされそうだ。強い時は立ち止まり、弱くなったら進むという繰り返しで何とか頂上へ。

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やっと到着! 所要時間1時間15分。お手軽中央コースです。

しばらく風を避けながら山頂での神事まで休憩。

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栗駒山頂は地元栗駒の駒形根神社の奥の宮になります。お駒様の藁人形が見越しに乗って頂上までかつがれてきました。強風の中大変だったでしょうね。お疲れ様でした。無事で何よりでしたね。

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神主さんもいっしょに登ってきて山頂での神事です。

ジャージ姿に装束をまとい、いかにも山頂での神事と言った感じ。そのご苦労にありがたみが増してきますね。

栗駒登山に今年一年、登られるみなさんが事故が無く楽しく登られますように。

私はたくさんの山に登ることが出来ますように・・・。と祈りました。

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下山はもう余裕ですね。あたりを見渡しながら降りて行きます。頂上付近ではショウジョウバカマの花が咲き、真ん中から下ではマンサクの花とご覧のようなミネコザクラの花も見ることが出来ましたよ。ほっと一息。

いわかがみ平に着いた頃からガスが濃くなり、雨も降り出してきそうな気配。何とか天気がもってくれて助かったあ~。

今年は何度も登りますよ。

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