岩手・宮城内陸地震

岩手・宮城内陸地震から6年

か東日本大震災で忘れられそうになっていますが、栗原市民にとって忘れられない日。
今日は岩手・宮城内陸地震から6年になります。

6年前も今日と同じ土曜日でした。

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昔と変わらない森の中の道を行くと、7人もの犠牲者を出した駒の湯温泉跡に着きます。

慰霊碑にお参りに行ってきました。

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温泉宿があったところを見下ろすように慰霊碑が立っています。

私も手を合わせてご冥福を祈りました。

慰霊碑の後ろの茶色の地肌は6年前に崩れて沢をせき止めた土砂崩れの跡です。

これだけなら駒の湯温泉もまだ大丈夫だったんだけど・・・

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東栗駒山の東斜面が大崩落し、崩れた土砂が土石流となって沢を下り、土砂崩れのあった駒の湯温泉で土石流が溜るような形になり、温泉が飲み込まれてしまったのです。

今は砂防ダムの工事が一段落したようですが、昔とは全く別の風景になってしまいました。

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温泉宿があった場所です。

何メートルもの土砂で埋まってしまいました。

建物のそばに立っていたシンボルツリーが2本、枯れたまま駒の湯の記憶として残されています。

私がこのブログを始めるきっかけとなった岩手・宮城内陸地震。

当たり前のようにある日常の風景が、本当はいつ無くなってしまうかも知れないものなんですね。

見慣れた風景だけど何度も記録に残しておきたいんです。

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岩手・宮城内陸地震から5年

栗駒山周辺に住む者として忘れられない災害、岩手・宮城内陸地震から明日の14日でまる5年になります。

東日本大震災で地元の人以外の方の記憶は薄れがちでしょうが。少なくとも栗駒山の宮城県側ではどんな様子だったか振り返ってみましょう。

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震災から半月後の2008年7月1日、唯一栗駒山への道として残っていた秋田県湯沢市小安から須川温泉登山口へ。

栗駒山山頂に登って驚きました。

山頂にはいく筋ものひび割れが走っていました。

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地震のパワーのすごさを思い知らされます。

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宮城県側の登山道も落石で荒れたまま.

このまま2年後まで宮城県側からの登山はできませんでした。

写真の中央は東栗駒山です。

その東斜面では衝撃的な出来事が・・・

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ドゾウ沢の大崩落です。

これが大きな悲劇を生みましたね。

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崩落による大土石流は栗駒の名湯「駒の湯温泉」を呑み込んでしまい多くの犠牲者を出しました。

渓谷にたたずみ、昼なお暗かった温泉はすっかり土砂に埋まってしまい明るい平地になってしまいました。

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栗駒山の代表的な沢「御沢(おさわ)」と冷沢との合流地点近くにあった栗駒山の名所のひとつだった「窓滝」。

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冷沢の大崩落は市道沿いから見ることができますが、御沢も大きな崩落があったんですよ。

窓滝も跡形もなくなくなりました。もう見ることはできません。

でもね、写真は昨年5月の状況ですが、大規模な崩落は痛々しいけど周りを徐々に緑が覆ってきていましたよ。

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大土石流を引き起こしたドゾウ沢の大崩落跡も、3年後には表面うっすらと緑が見えました。

周囲の木々のようになるには何十年もかかるのでしょうが、ゆっくりと緑が自然に再生されているようです。

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もうすぐ栗駒山にはイワカガミの花が咲きだします。

写真のイワカガミは震災半月後の7月1日に見た花です。

自然は強いよ。人が余計な手を使わなくても再生してきます。これは自然が起こした災害だからね。

人が起こした災害はそうはいかないんだよね。






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まつるべ大橋完成

岩手・宮城内陸地震の震源地、岩手県一関市のまつるべ温泉付近。地震で崩壊してしまってその姿が連日報道されましたまつるべ大橋が昨日新しく架け替えられ開通しました。

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向かう途中、一関市本寺から見えた栗駒山(岩手では須川岳ですね)。

ちょっともやっていましたが、頂上付近の形はエベレストに似ていると思いませんか?(もちろん写真でしか見たことないけど)見る方向が変わるとこんなに印象も変わるんですね。

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右が新しいまつるべ大橋と左は仮設の橋です。

一関から栗駒山中腹の須川温泉に向かう国道342号線の真湯温泉手前の橋です。

震災直後の連日に及ぶ24時間突貫工事で仮設の橋が造られて以来二年間、岩手と秋田を結ぶ交通と観光の要衝としてがんばってくれました。

工事に携わっていただいた建設関係の皆さんに改めて感謝です。

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仮設橋とその向こうには崩落した橋。

震災のすごさを後世に残すためにその姿が保存されます。

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橋のたもとには「まつるべ被災地展望の丘」が設置され。崩落した橋、仮設橋、新橋が展望できますよ。

地震発生と橋が崩落したメカニズムを解説した看板も立てられています。橋の須川側の橋脚を支える地盤がまるごと11mも一関側にずれたことにより、橋脚が折れて橋が落下したようです。とてつもないパワーを感じました。

今日も次々と眺めに来る人々が絶えませんでした。

 

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待ちに待った国道398号開通

県道築館栗駒公園線を見に行った後、正午に通行再開する国道398号線の花山に向かいました。

12時30分頃に着いたのですが、温湯温泉のずっと手前のそば屋「花舞の里」さんのあたりから渋滞中。こんなに混んでちゃ写真も撮れないなと思い、花山の道の駅に戻って開通記念イベントを楽しでから行くことにしました。

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無料提供の稲庭うどんをいただきながら、最後の演目「湯沢南家佐竹太鼓」のみなさんの熱演を見させてもらったら、これがすごい迫力と演奏の完成度!

太鼓を聴いてこんなに感動したのは初めてです。

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そして佐竹太鼓のみなさんの素晴しいのは観客へのサービス精神。横笛やカネも交えながら小さい太鼓をたずさえて観客の目の前まで来ての演奏。

飛び跳ねたりねっころがったりしながら笑わせてくれます。それでも演奏を乱すこともなく激しい迫力のまんまでした。

398号線が結ぶ湯沢のみなさんのぜひまた見てみたい太鼓でした。

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太鼓に元気をつけてもらい、いよいよ開通した道路へ。対向車が秋田ナンバーがほとんどなのを見ると開通の実感が湧いてきます。

道のすぐ脇にも地震の跡が見られますね。

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湯浜峠到着。ここまでは道路自体に損傷があったところは見られませんでしたが道路から見えない沢のほうに大きな被害が多かったようです。

湯浜峠ではみなさん車を停めて、以前の風景を確認するように栗駒山の方を眺めています。lみなさんの気持はおんなじでですね。

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湯浜峠から1キロもいかな所新しく山を切り通した道が造られていました。左側に旧道が見えます。この辺は切立った崖になっていたので、安全ため新しくしたのでしょうね。

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ここからは一番心配していた土砂ダムが見えます。大きく崩れた山肌が一迫川をせき止めいまも大量の水が溜まっていました。

崩れた部分には重機も入っているようで工事も行われているようです。林道もないようなところに道を造ることから復旧工事を始めて、関係者のみなさんには本当に感謝ですね。

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ちょっとぼやけていますが写真右に湯浜温泉の三浦旅館さんが見えます。旅館はまだ源泉の工事中ということで開業はしていないようですが。国道も開通したことで開業に向けた作業もはかどることでしょう。楽しみにしていますよ。

10月末ごろにはこの辺も一面紅葉し、ガラッと雰囲気が変わります。湯沢市側の小安峡、一関側の須川温泉周辺も紅葉が見事です。道路はすっかり良くなりましたのでぜひ見に来てはいかがでしょうか。

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国道再開を待つ花山

昨日は栗原市花山の温泉宿、「温湯山荘」さんに用事が有り行ってきました。

9月18日(土)に国道398号線の温湯(ぬるゆ)⇔湯浜間の通行が再開されることが決まり、支配人さんも営業課長さんも大いに期待していました。お客さんがドッと増えるといいですね。

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花山大橋から花山湖をのぞいてみて。猛暑続きでごらんのとおり貯水量がかなり減っています。今週末あたり接近してくるであろう台風7号と、そろそろ南下してくる秋雨前線に期待だ!

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5時過ぎに行ったので作業の車も通らなくなった温湯大橋。18日の開通を待ってるよ。

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温湯大橋がまたいでいる一迫川上流の様子です。これ以上奥には通行止めなので行けませんが。ここから見る限りこの周辺には大きな崩れは見えませんでした。

赤い屋根の建物は古くからの温泉宿、佐藤旅館さんです。震災で源泉も枯れてしまったそうですが栗原市でボーリングした新しい源泉が近くにあり、ぜひ分湯してもらって再開してほしいものです。

国道開通が明るい希望を持たせてくれるような気がします。

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国道398号全線開通のお知らせ

今日は暑さもやわらぎ28℃で、やっと平年並みだそうです。やっぱりすごしやすかった~wink

そんな中、待ちに待ったうれしい知らせが朝刊に・・・

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岩手・宮城内陸地震以来、2年3ヶ月も通行止めになっていた国道398号線の栗原市花山の温湯(ぬるゆ)温泉から湯浜温泉間が、やっと来月の9月18日(土)に通行再開することに決まりました。

「やった~、やったよ~weep

この国道は、栗駒山の宮城・秋田・岩手にまたがる周回コースになっている上に、仙台方面から秋田県湯沢市の小安温泉を結ぶ最短道路になっていたので、観光に及ぼす影響は大きかったのです。

周囲の温泉宿のみなさんはどれだけうれしいことでしょうね。

秋の紅葉時期は、閉鎖になっていた区間にある湯浜峠から見る紅葉に染まった栗駒山や切立った渓谷美が、それはもう~美しいのなんの。今年はそれを見ることができてうれしい限りです。

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でも心配もあります、その美しい景色が地震の崩落でどれだけ変わってしまったかな~ということです。

写真は2008年9月10日の栗駒山山頂付近から見た湯浜峠付近の様子です。地震後間もないため崩落現場はブルーシートに覆われています。なんとも痛々しい感じです。こういう崩落が何箇所もあったようですし、大きな土砂ダムできていたとか。

開通したら、まずは私も現地にいって確認して来たいと思っています。

同じく不通になっていた宮城県側の栗駒山への道、県道築館栗駒公園線も行者滝の付近もまだ日程は決まっていませんが、だいたい同じ時期に開通できるようです。こちらも待ち遠しいですね。

蛇足)新聞記事のとなりにある松島の花火大会の写真が綺麗すぎて、どういう設定で撮ったのか気になっている私です。

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花山の工事現場で

花山の温湯(ぬるゆ)山荘さんへ用事で出かける途中、道の駅「路田里はなやま」を過ぎた国道398号沿いで、驚きの工事現場に出会いました。

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岩手宮城内陸地震で崩落した一迫川沿いの断崖絶壁。これ以上の崩落を止めるための工事です。崩れるとすぐ川を堰き止め土砂ダムができてしまいます。

絶壁の上には200トンを吊り下げる能力があるクレーンが2機、クワガタの角のように腕を伸ばしています。

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クレーンの向かって右側の斜面をよく見ると、お~~なんと急な斜面で作業をしている人がいるでは有りませんか。

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命綱に身をゆだねて作業に当たるみなさん。しかもこの暑さの中・・・。

本当にご苦労様です。

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左側のクレーンの下にも、ロッククライミングを思わせるようなテクニックで作業をしているみなさんが。

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人だけでなく重機もワイヤーで吊り下げられて作業中。

いずれも100%の安全を確保されて行われているのでしょうが、高所恐怖症の私には見ているだけでも寒気がしてきます。

みなさん本当に安全第一で仕事をしてください。

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仮設住宅解体

岩手・宮城内陸地震から2年が過ぎ、仮設住宅も法定の2年間を過ぎて取り壊しの時を迎えました。

栗駒地区では住んでいた全員がすでに元の家などに戻ることができたのですが、花山地区では一部非難勧告が解除されていない方が一軒、特例で延長して住まわれるそうで、今年の12月までになるということです。

本当に長い間、不自由な生活をされて、震災はいつまでも終わらないんだなと感じさせられます。

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旧栗駒町体育館跡に建てられた仮設住宅。震災から一ヵ月後の開設当時、多くのマスコミが押しかけていた風景がよみがえってきます。

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一世帯当たり2DKの狭い住宅でした。どんな想いでみなさんが住まわれていたかは私には想像できません。

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ただ、今は新しい将来に向かって進んでいくしかないですね。

いろんな想いが詰まった仮設住宅、二年間皆さんを守ってくれてありがとう。

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温湯の国道開通を待つ

昨日・今日と過ごしやすい日が続き、ホッと一息入れています。

今日は所用で栗原市花山の温湯(ぬるゆ)温泉まで出かけてきました。秋田県湯沢市とを結ぶ国道398号線は二年前の震災以来、未だに温湯から先には行けません。

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温湯御番所跡。ここと隣の温泉宿「温湯山荘」までは入ってゆけます。

雨に濡れて、ひっそりとしたたたずまいがいいですね。

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と思っていると、すぐ隣の温湯大橋では通行止めのゲートが・・・。ここから先は復旧工事用の車しか入れません。今日も頻繁に土砂を積んだ車が橋を渡って山の方に消えてゆきます。

緑が生い茂る山の向こうでどんな工事が行われているのか分かりません、ただひたすら待つしかないのでしょうね。

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温湯大橋も冬の間に補強工事が行われ、まるで新しく架け替えられたほどにきれいになりましたね。通行再開は今年の秋に・・・と言われていますが、もう今から花山峠のあの紅葉が見られると思うとワクワクで待ち遠しい限りです。

工事関係の皆さん安全第一でよろしくお願いしますね!

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震災から二年、復興イベント

今日で岩手・宮城内陸地震から2年になります。市内では合同慰霊祭も行われますが、昨日の日曜日は、栗駒山の中腹の耕英地区で復興イベントと駒の湯温泉跡で慰霊碑の除幕式がありました。

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耕英のみなさんで運営する休憩施設「山脈ハウス」駐車場で、ありがとう!ふれあいライブ!が開催され多くのお客さんで賑わいました。

福島県いわき市からギャラ無しで駆けつけてくれたバンド二組のみなさんです。なつかしのグループサウンズの曲を中心とした男性グループと、ポップスを中心とした女性グループ。

懐かしい曲に私も思わず手拍子!    

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会場のみなさんもいっしょになってヤングマンのYMCAの振り付け。大いに盛り上がりました。

バンドのみなさん元気をいただきました。ありがとうございました。

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復興イベントは、これまで日本全国から多くのご支援や励ましの言葉をいただいたことに感謝し、元気になった姿を見てもらおうと耕英地区のみなさん、特に婦人部のみなさんが中心となって開催しました。

会場では名物のイワナ焼きを先着100匹無料のサービスも!

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でっかい秋田フキにおどろくおじさん!

耕英で採れた山菜や農産物も安い値段で販売。私もキャベツと大根とキュウリとナメコをおみやげに購入です。

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夕方5時半からは7名の方が犠牲になった駒の湯温泉跡地に今回慰霊碑が建てられ、その除幕式が行われました。

碑の後ろには今でも土砂崩れの跡が生々しく残っています。 

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沿道にはコップに立てられたローソクに火が灯され並べられています。

犠牲になられた方々のご冥福を祈り合掌。

耕英のみなさんの本当の意味での復活はこれからですが、天国から見守ってくださいね。

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