海の里の風景

大谷海岸の今

14日の休日出勤は気仙沼方面へ。

早めに現地に着いた私は、同僚と合流するまでの間、海を見て回りました。

小泉海岸に続いて大谷海岸へ。

JR気仙沼線大谷海岸や道の駅周辺はかさ上げ、高台移転、三陸道の工事で来るたびに風景が変わっています。

でも大谷海岸自体の風景は・・・

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震災以来変わっていません。

ここに広大な海水浴場があったなんて、今では想像もできなくなってきました。

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大谷海岸駅の海側にあった階段状のホームは残っていますが、その先に100m以上もあった砂浜の海岸は海に沈んでいます。

もう海水浴はできなくなった。

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大谷海岸駅のプラットホームに設置された献花台です。

ここでも犠牲になられた方がいたのでしょう。

花が手向けられていました。私も思わず合掌。

20代の頃、何度も仲間と海水浴に訪れた海はもう無くなりました。

さあこれからどう変わって行くか、見守りたいと思います。

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小泉海岸の今

今日は土曜日で本来は休日でしたが、年度末の仕事の忙しさで休日出勤でした。

気仙沼岩井崎方面へ。

早めに出かけて仕事前にあちこちの海に寄ってみました。

震災から四年、今どうなっているかと・・・

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気仙沼市本吉町の小泉海岸です。

砂浜がだいぶ沈下して松林も津波でなくなった今、石ころだらけの海岸になってるんだな~と思いきや・・・

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浪打ぎわはけっこう砂浜が残っていますよ。

他の海水浴場に比べたらまだまだいい方ですね。

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海の中にはコンクリートの建物の残骸が残ったままです。

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海岸の人工物はかつて波打ちぎわからずいぶん内陸に入ったところにあったのでしょうが、今は波に洗われるがままです。

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残った砂浜のすぐ後ろには高さ14mの防潮堤が建設中です。

県知事が県民の命と財産を守るとして海と人を分断する巨大防潮堤を造っています。

防潮堤の建設は国はお金は出すがどう造るかは県の裁量になっています。

せっかく残った砂浜をこうやって囲い、危険だから良い子は海に行っちゃいけませんよと河川行政の再現をしたいんだろうね。

巨大防潮堤で閉ざされた砂浜で遊んでもつまらないだろうけどね。

三陸の海を知らない県知事は平気でこんなことができるんです。

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三陸のあの美しい砂の海岸は無くなってしまうんだなぁ。

もし私に孫がいたら、かつてのあの砂浜に連れて行き、いっしょに遊んだだろうな。



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岩井崎春景色

今日は風も穏やかで陽が当たる所は外でもぽかぽかのいいお天気でした。

春ですね~。

同じように天気の良かった火曜日、仕事で気仙沼市岩井崎に行きました。

海辺はもっと暖かかったですよ。

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名所の龍の形をした木も、

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潮吹き岩も、寒さから解放され、そろそろ観光シーズンだね。

あっ、言っておきますが写真は始業時間前と休憩時間に撮ったものですからね。

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なにかの養殖施設を確認に来た漁師さんでしょうか、暖かいせいか見る方からはのんびりした風景に見えます。

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浜辺ではおじいさんが、前日の荒れ模様の海で岸に流れ着いた昆布を拾っているようでした。

これも春先の光景でしょう。

私の好物のメカブなんかもあるだろうな。

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海岸のすぐそばには「塩づくり体験館」が有ります。

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ドアには塩づくり体験500円、他にはいろんな手作りなのかな?お土産も売っています。

写真をクリックすると大きくなるので見てください。

私がよくいきます気仙沼の中華そば屋「まるき」で時々期間限定で提供されます「潮見ラーメン」(塩ラーメンとしては私が知るうえで一番おいしい)もここで作った塩を使っているんでしょうかね~。

まるきの若い店主が自ら作った塩かも知れないな。

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東に目をやると大島が横たわっています。

来月19日は「つばきマラソン」が開催され私も10㎞走ってきます。

去年と同じアップダウンのきついコース。最初の3キロの登りで筋力を使い切り後は惰性で走ったという経験から、今年は筋トレにも励んでいます。

去年のリベンジに行くから待っててくれよ。

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カモメも堤防の上でのんびりしています。

その向こうでは、三陸道や土地のかさ上げや工場施設の建設や、いろんな工事が行われダンプカーが行き交います。

やっと復興にも拍車がかかって来たかな。

間もなく3月11日がきます。

あれから、もう4年です。

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唐桑鮪立の海

今日は朝から穏やかなお天気でしたね。

でも通常出勤日でしたから遊びに行くこともできず仕事先の風景を楽しむだけでした・・・

今日の仕事先は気仙沼市唐桑の小さな魚港、鮪立(しびたち)地区です。

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小さいけど海もきれい、早馬(はやま)山の麓でもある鮪立の里。

やはり4年前の震災の津波で大きな被害は受けましたが復興の工事が行われています。

早馬山続く急斜面には津波の被害をまぬがれた家々が並んでいます。

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港も新しく作られ漁業も再開されているようです。

今はかさ上げ工事が忙しそうでしたね。

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振り返ると大島の亀山がすぐそこです。

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岸壁から見る海のきれいなこと!

底までクッキリです。

岸壁にしがみついているウニやホヤもいましたよ。

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小鯖地区に抜ける隧道のトンネル。

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帰りの車の中から(私は助手席です)半島中央から陸前高田市方面を望みました。

左側の三角の山は陸前高田を代表する山、氷上山(874m)ですね。

中央のずっと奥にかすかに見える白く雪をのせた山は(写真をクリックして拡大して見てね)大船渡、釜石、住田にまたがる五葉山(1351m)だな。

いずれの山もかつて登りましたが、しばらくご無沙汰しております。

いいですね唐桑半島。今日はほんの一部でしたが美しい海も山も良く見えます。

今度休日にゆっくり見て回りたいと思いました。



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南三陸町の海

今日は休日出勤。

仕事が忙しくやってもやっても終わらないといった感じです。

本当は今日は秋田県で開催されている国民文化祭の写真部門の展示を見るのと、ゴスペル部門の発表を聴きに秋田市と大館市を訪れる予定だったんだけど・・・残念です(´;ω;`)

台風19号も近づいているので遅らせられません。

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仕事で来ました南三陸町志津川海。

港湾には大きなクレーンが並び震災からの復興工事が忙しそう。

(全て移動中の車から撮った写真です。ブレているかも)

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高台では高台移転と三陸道の工事が大がかりに行われています。

急ピッチの感じが伝わってきます。

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こちらは志津川の南、戸倉地区。

高台に比べ海に近い地区は全くの手つかず。

まず住民のみなさんの住む場所を確保しようと優先順位が決められ工事が進められているようです。

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多くの町職員の方々が犠牲になった防災庁舎。

取り壊される予定ですね、悲しすぎますからね。

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仕事なんかやってられないや!

と言うほどのきれいな海と青空。

休日にしっかりと見に来なくちゃいけない被災地の海でした。









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女川御前浜の夏風景

今日は幾分暑さも和らぎました宮城県地方です。

仕事で宮城県の沿岸部、女川町は御前浜方面に行ってきました。

昼休み静かな本当に静かな御前浜の海を見てきましたよ。

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昼ごろには青空も出てきた。

岸壁近く、かつて民家や漁業関係の建物があっただろうと思う場所も夏草が伸び放題。

でも海はきれいだった。

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昔と変わらずに押し寄せる波。

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壊れたままの湾岸施設もあるが、底まで海水の透明度は、変わらぬ三陸の海だ。

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カモメも元気だ。

自分の居場所を確保して、変わりのない毎日を楽しんでいるようだ。

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魚漁師の海鵜(ウミウ)君。

休んでる風を見せつつ魚を狙っているんでしょうね。

野生の動物はたくましいね。

海に背中を向けて内陸部に目をやると・・・

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高台移転の工事とそこに行くための取り付け道路の工事をしていました。

3年と4か月、まだまだ普通の生活には戻れないんだ。







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女川の漁村にて

今日は仕事で女川の小さな漁村へ行ってきました。

チリの大地震の影響による津波注意報も大したことなくて一安心。

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女川の街から雄勝に向かう国道398号線の途中にあります御前浜。

ここも3年前の津波にやられて漁村の建物はすっかり流されてしまいました。

でも養殖いかだが多く見られ養殖漁業の復活も進んでいるようです。

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御前分校跡地の石碑。

つい15年前までは女川第三小学校の分校があったんだね。

以降は公民館として使われていたようです。

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分校跡地の傍らには梅の花と大きなつばきの木にたくさんの花が咲いていました。

分校に通ったたくさんの子供たちも見ていたんだろうな。

女川の小学校は震災後の児童数の減少により今年から一校だけになりました。

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御前浜でも復興の作業が行われています。

間もなく高台移転の工事が本格化するようです。

高台の手前には数メートルの土盛りをした上に新しい国道が建設され、防潮堤代わりにもなるようです。

波打ち際に十数メートルのコンクリートの防潮堤を造り、人と海とを分断するよりはましでしょうね。

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津波に流された住宅の跡地には間もなく水仙の花も咲きそうです。

潮水に負けない強い花なんだ。

御前浜のみなさんが一日も早く安心できる家に住まわれることを祈ります。

 

 

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野蒜海岸でのんびりと・・・

昨日にの奥松島に引き続き東松島市の海を紹介。

土曜日の外仕事は午前中で終了。

昼休みに野蒜海岸(のびるかいがん)へ行ってみました。

私も小学生の時に一度海水浴に来たことのある大きな海岸です。

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思っていたより海岸はきれいでした。

夏には海水浴もできるんじゃないのと思うほどのきれいで広い砂浜が広がっています。

この日も海岸ではボランティアの高校球児たちが流れ着いたゴミや流木を拾い集めてくれてましたよ。

バスの看板を見たら、なんと茨城県から来たようです。

遠くからありがとうね。

多くのボランティアの皆さんのおかげで砂浜が復活してきたんですね。

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野蒜海岸からは遠く牡鹿半島も見えます。

はぁ~~いい天気だねぇ~。

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すぐそばに鳴瀬川の河口。

広い河口だなと思っていたら、右手中央にある堤防が本来なら左手の方までずっとあったらしいのだが、津波で壊されてしまって川の水がそこからも海へと流れ出しているそうだ。

でも、この方が中州などもできて自然なかんじがするな~。

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カモメが中州で気持ちよさそうに休んでたりしてね。

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こちらの堤防ではおじさんたちがのんびり釣りなどしています。

「好きでのんびりしてるんじゃないよ、なかなか釣れないんだよ」

といった感じかな。

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弁当を買ってきてここでお昼にしたいな~と思いましたが、同僚もいるし会社に戻ってまとめの仕事もあるし。

後ろ髪を引かれる思いで海を後にしました。

誤解のないようにですが、決して海の写真を撮りに行ったのではありません。

仕事の休憩中に撮ったものです(;;;´Д`)


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奥松島は春の海

土曜日の休日出勤は東松島市旧鳴瀬町の奥松島に行ってきました。

天気も良くて春の気分でしたよ。

宮戸地区です。

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松島湾内は波も無く穏やかな海が広がっていました。

小さな島が点在し松島らしさが出ていますね。

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海はちょっと濁っていますが、風景をめでるには充分なきれいさです。

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仙台方向を見ると、島々の間から泉ヶ岳の姿も見えましたよ。

山ではスキーやスノボーを楽しむ人でこんでいるだろうな。

ここは一足早く春の気分です。

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奥松島の観光スポットと言えば、遊覧船に乗っての嵯峨渓めぐりですね。

乗船用の桟橋も震災の津波で壊されたようですが今は新しく架け替えられ、遊覧船もすでに運行しているようです。

海産物の加工場や食堂なども新しく建て替えられ、小型漁船なども多く見られました。

この辺は復興は進んでいるようです。

しかしさらに奥に進み外洋に面した多くの民宿が立ち並んでいた所は、まだまだ更地の状態がつづいていました。

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かつて多くの人でにぎわっていた海水浴場。

その向こうが嵯峨渓の岬です。

本当の春が来たら私も遊覧船に乗りに来てみましょう。

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気仙沼の風景

2014年、あけましておめでとうございます。

今年も当ブログをごよろしくお願いいたします。

昨夜は少々飲み過ぎたようで、今日の地区の新年会はほとんど飲まずにおりました。

昨日は気仙沼までふらりと旅に出かけてきましたよ。

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港には多くの漁船が係留され、みなさんもお正月休みのようです。

北海道や四国、九州からの船もあり、三陸沖は豊かな漁場なんですね。

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正月を祝ってか大漁旗を掲げる船も。

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今年も事故なく豊漁を期待したいですね。

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対岸に並ぶ造船所も元に戻ったように見えます。

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安波山(あんばさん)に登ってみました。震災後は初めてです。

薄っすらと霞がかかって遠くは良く見えません。

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魚市場から南側。

平日だと復旧作業のダンプカーがたくさん走っています。

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気仙沼ホテル観洋さん付近。

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大島に渡る観光桟橋付近。

復興商店街も見えますね。

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鹿折方面もだいぶ整備が進んできたようです。

ここからは見えませんが、津波でうち上げられた大型漁船「共徳丸」も解体され、スッキリした感があります。

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室根山は雲がかかって見えませんが雪が積もっていましたよ。

気仙沼の海に栄養をもたらしてくれる山です。

市内の魚屋さんで年越し用のタコとマグロの刺身をお土産に買ってきました。

徐々にですが復興していく姿を今年も見守ってゆきたいと思います。



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