自然について

蕪栗沼をたずねて

宮城県の県北、大崎市・登米市・栗原市の三市が交わる所にある、渡り鳥の飛来地、蕪栗(かぶくり)沼に行ってきました。

近くは数え切れないほど通っているのですが、沼そのものを見に行くのは私は初めてです。

生命のゆりかごといわれる湿原を守ろうとする国際条約、ラムサール条約にも登録されているんですね。

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近くにある長沼や伊豆沼・内沼のようなたくさんの水をたたえた沼を想像して行きましたが、なるほど、細い川とその周辺に湿地が広がっている感じで趣きが違いますね。

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昼過ぎに出かけたので、渡り鳥のみなさんは餌を探しに近隣の田園地帯に出かけている模様。毎冬4万羽の白鳥やマガンなどが越冬してゆくそうです。

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最近ここに丹頂鶴が一羽やってきているということだったので探してみましたが私は見つけられませんでした。

昔は関東地方にもいた丹頂鶴。 こういう湿地を好むのでしょうね。

江戸時代にはもっともっと大きな湿地帯だったようですが次々と田んぼに開拓されて今の規模になったようです。

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沼のすぐ近くには冬水田んぼがあり、冬の間も水を張り渡り鳥の休憩所のような役目をするのですが・・・。ずっと寒い天気が続くので完全に氷が張って一羽もいませんでした。かなり広い面積に水を張っていますね、融けたらまた見に来ますよ。

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沼の土手では近所の少年たちでしょうか、ルアーフィッシングでブラックバスでも狙っているようです。この時期釣れないでしょ~ ┐( ̄ヘ ̄)┌  。

でも間違って釣れたらリリースなんてしないで、自分で食べるか、その辺の藪に投げ入れてタヌキの餌にしてくれよ!

その目の前を白鳥が、「ぼーやたち風邪ひくなよ!俺たちは元気、鳥インフルエンザになってないからね~」。なあ~んて言っているのかも知れません。

家からも30分ほどで来れる場所なので、この冬また来て見ます。冬以外の季節にもどんな表情を見せるのか観察してみたいですね。

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明日は満月

今夜の栗駒地方は天気がよく、明日が満月ということも有り満月に近いお月さまがきれいに見えました。

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三脚を使わないで手持ちで撮りました。

年末の大雪がまだまだ残る家の周りです。

いろんな明るさで撮ってみましたが、これが一番雰囲気が出ているかなと思います。

冬の月は雪に反射して思いもかけない美し光の芸術を見せてくれることもあり、そのチャンスを逃さないようにと準備は怠りません。これも冬の楽しみの一つです。

明日は残念ながら雪の予報が出ている栗駒地方ですが、月が見えないときは部屋の中で月のパワーをもらいながら瞑想をしようかなと思っています。

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自然保護の勉強へ

東北地方も梅雨が開けたと思ったらいきなり猛暑ですね。覚悟していたこととは言えやっぱり大変です。

そんな中、日本自然保護協会が主催します「自然観察指導員講習会」が秋田市で開催されました。

私も、いつも自分一人で自然を楽しむだけでなく、他の人たちにもその楽しさ面白さ大切さを伝えられたらと思い今回参加し勉強してきましたよ!

秋田中央公園(秋田空港の近く)森林学習交流館で17日~19日の二泊三日の泊りがけです。

 (どの写真もクリックすると大きくなります)

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講師の先生に導かれ、主に野外での実践指導から・・・。

暑いので木陰で・・・。身近な自然を五感で感じ気付くことから始まります。

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生物担当の講師の先生は、シマヘビを手に巻きつけて受講者に触らせながら説明もします。

「シマヘビはけっこう気がつよいんだよね、ヤマカガシは毒は持ってるけどおとなしくてペットにもなるんだね~」。「触ってみてもぬるぬるしてないでしょ」。なんて具合に参加者が興味を持つように話しをします。

先生の後ろでは20代の女性参加者が怖がる様子も見せずに写真を撮っています。

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なぜ自然観察が自然保護につながるかは、夜に行われた座学にて詳しく説明があります。

要約するとこの写真の通りです。(著作権があるかもしれませんが世の皆さんに大切な部分を知ってもらうため申し訳ございませんが引用させてもらいます)。

最終日には卒業試験の代わりに参加者一人々々が自分でテーマを見つけてミニ自然観察会を開き終了となります。

この後は各地域で開催されている自然観察会に参加し実践的に学習して(医師で言う研修医のようなもの)経験を積んでから本当の指導員へとなってゆくのだ

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四六時中、勉強・講習ではなく2日目の夜には楽しい情報交換会も有りましたけどね

野外実習も座学もユーモアのある明るい講師の皆さんばかり。そうでなければ子供まで参加する事もある実際の野外観察会は誰も集まりませんよね。皆さん人を引きつける魅力のある講師さんばっかりでした。

今回の講習会には東北六県から20代~60代の男女いろんな職業や団体の方たちが集まりました。自然が好き人たちが年代を問わずずいぶんいるんだな~と驚きと同時に希望を感じましたね。

さて私、これからどう具体的に自然観察・自然保護と関わってゆこうか?これからスタートです。

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